美術教育の10年後
2009年 01月 09日
北海道石狩管内の中学校42校についても調べてみると、美術教員は32人、50代は10人、40代は14人、30代は8人(ただし、年齢は不正確です)でした。
10年後はどうなっているでしょうか。
今度の学習指導要領改訂で中学校から選択教科が実質的に消え、逆に理科や英語は大幅増さらに保健体育をはじめ各教科も時間数増ですから、客観的に考えると学年5学級全校15学級程度の学校でなければ美術の専科は不要という感じでしょう。
ですから、美術科の教員は日本からどんどん消えていくことになります。
また、これまで各地で開催していた小中合同で研究会を開催していたところも、中学校の美術教師が減りますから、年々厳しくなっていくことになります。
また、美術教育について発言する方も減るということです。
これは教員の雇用の問題ではなく、子どもの幸せの問題です。
では、どうするか。答えは明確です。時間数をとりもどすことです。このブログはそのための手段の一つです。本気です。具体的な方法をとっていきます。
この5年くらいの間に世間からも「美術教育は大事だ」と言っていただけるような取り組みが必要だと考えています。
やれることはたくさんあります。また、やらないといけないこともたくさんあります。授業の質の向上も当然です、というか命です。
《関連記事》
☆図工美術の授業時間数現状維持しかし… (2007年11月)
☆(重要記事)図工美術教育を消さないために…運動論として (2007年11月)
☆芸術教育を取り戻すために (2008年9月)
《関連情報》
☆ 学校の年齢構成等の状況(文部科学省)