インパクトある廊下掲示
2009年 01月 17日
この方法(彫刻を実物大にプリントする)には気がつかなかったです。しかも、黒木さん自身が撮影したものであるというのもいい!
そして国語の授業でミロのヴィーナスを扱っていることと関連させている、しかもさりげなく。日頃から同僚と教育内容の話をしていないとこのようなつながりは生まれてこないでしょうね。
うーん、それにしてもインパクトあるなあ。実物大写真。
《関連記事》
☆ 秋田県発 高等学校の美術教育
☆ 美術の授業について〜高校生の言葉←高校生の言葉
☆ 美術の授業を通して身につけたこと
☆ 全国高等学校デザイン選手権大会
いつも他科目についてレーダーをはっているわけではないのですが,意外と関連ネタが多いなと感じています。というより全ての道は美術に通じるかな(言い過ぎでしたm(__)m)
色彩の題材では可視光線の話を物理の先生にレクチャーをお願いしました。岩手の高校美術工芸全国大会で発表させていただいたテレビCMの読解では,国語,公民,音楽,商業そして美術のT5で行いましたし,「美術の授業において提出の締切を守ることは重要である」のディベートではジャッジに国語の先生に登場していただきました。他教科の先生登場は,生徒にしてみれば教科科目のバックヤードの関連性や教員の協力姿勢が見えたりと効果はありと感じできるだけ実行しています。
「美術による学び研究会」のメーリングリストでも紹介させていただいたのですが,英語の教科書でモナ・リザが題材になっていると分かり,上野先生@高知大学の論文「子どもはモナ・リザをどうみるか-〈まなざし方式〉の現在-」をニコニコしてお渡ししました。とても勉強になったとよろこんでもらえました。→
掲示物作戦は生徒の作品校内展示と共にできるだけ行い,理解・アピールしていきたいと思っています。思わぬところで効果が出た経験を紹介します。「アスキーアート(文字絵)紹介」のページです。
等身大ミロのヴィーナスはフォトショップ上でスケールを調正してのほぼ厳密なものです。ちなみに彼女の身長は204cm(202cm説もあり)。インターネットで「ミロのヴィーナス 身長」で検索するといろいろとおもしろい情報が出てきますよ。
読んで、すごく参考になります。
そうそう、「美術を理解してもらうことについて,生徒はハードルが低いのではないかなと思っています。ハードルが高い(壁が厚い)のは意外と大人であり,特に教師と言われている諸氏ではないかなと思い…」そうですね。
美術大学出身ということがマイナスに働くこともありますしね。
黒木さんと出会えてよかったなあと、しみじみ思う山崎でした。飲んだらエンドレス?
このコメント欄にこんな重要なことが書かれている!
ブログをやっていてよかったあ!
三澤さん、「なんでも展覧会」楽しくやりたいですね。
まだ表に出ていない題材や生徒作品が山のようにありますので,「なんでも展覧会」をきっかけにしながらまとめていきたいと思います。
大学生の皆さんが興味をもってくれているというのもとてもうれしいです。私が学生時代一番ほしかったのは具体的な授業実践情報だったのです。周りを見ても授業や生徒を中心に美術を考える人がほとんどいなく,インターネットが無い時代ですので,当時数少ない関連書籍を求めて夜行急行(寝台ではありません)で上京してむさぼるように八重洲BSなどを見たり,美術館のショップをまわったのでした。
ですので,今の学生は本当にうらやましいと思います。