簡単にできる鑑賞教育〜画集を見る授業
2009年 04月 18日
子どもたちには生涯を通して美術に親しんでほしいと考えたとき「画集」の活用はきわめて有効と思う。美術館で「本物」という環境は最高ではあるが…。世の中には素晴らしい、わくわくするようなものがたくさんあるということをもっともっと伝えたい。子どもと作品の出会いから感動を生み出す。感じる感度を高める。教師の仕事は、そのような機会をつくることでもある。
「若いうちに、とにかく、いいものに触れておけよー」
「好きな作品に出会えたら、それは幸せなこと。」
画集を使った鑑賞授業をした。授業前半で、1冊の画集をじっくりと見、後半は画集の中から1点を選んだ作品をハガキ大の画用紙に模写。画用紙に作品を鑑賞しての感想を加える。交流。
模写は「作品をじっくり見るため」ということを伝えると同時に感想は模写が終わってから書く。
なお、この授業を充実させるためには「対話による鑑賞」などで絵を見ることのおもしろさを味わわせておくとさらによいと思う。
これがあると、この画集を使う授業がよりいっそう生きてくる。