子どもの絵をどうとらえるか
2012年 09月 30日
この時期だからこそ、描いた絵だと思うのです。
パール系のカラーペンを使ってとにかく細かい線で描いています。ペンを使うのが楽しくて楽しくて仕方がないのです。背景も描きたかったようですが、ペンでは納得しなかったのでしょう。あとで色紙をはっています。カタツムリの周囲はかなり細かく切ってはっています。でも、あとはまばらにはっています。この絵の造形面も見ても描いた娘の思考の流れがある程度わかります。
家には豊富な描画材料がありました。この絵は、カラーペンを使ってみたいということと、こんな場面を描いてみたいということが、ピッタリしたんだと思います。
さて、娘も大きくなって、今は高校2年生。(2009年)「美大」に行きたいと言い出し、春休みはとうとう講習会に行きました。今からもう「受験美術?」って正直思いましたが、講習会の資料を取り寄せ、真剣に調べていたので、OKしました。
美大に進んでほしいというわけではありませんが…ただ、やりがいのあることを見つけた娘を応援したい。
最近、画家の話で娘と盛り上がるがる、そんな年頃になったんですね。「モディリアーニ」が好きだそう。
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*この記事は2009年4月に初投稿したものです。
小学時代の絵ですが、このような形に切り抜いたのはお嬢さんですか? お父さんですか?
さて、この絵は自分で切り抜いています。カタツムリやプレゼントを目立つように切っていますね。
きっとこんなことを繰り返していく中で美意識が育っていくのでしょうね。
子どもの「今」という時間を大事にして育ててきました。それは真剣に今夢中なことがあればそこには確かな「学び」が存在すると感じていました。センスオブワンダーを、読んだのは娘が幼稚園の頃。あ、よかったんだと思いました。
いわさきさんに言われるように本質を考えさせられることが多いです。
その子供たちも今では、一端に芸術なんたる・・・と語っています。
少しはあの頃のピュアな感じが残ればよかったのにね・・・・
それにしても、そのウサギの話いいですね。色の中からふわふわのウサギが浮かび上がってくるのを思わず想像してしまいました。あー、たまんない話です。