7月の28日・29日・30日は、最高の美術教育の研究会にしたい!
2009年 04月 23日
さらに、 中学校美術教師がどんどん減るという現実がはっきりしました。
このことについて、じっくり考え、策を練りたいと思っていました。そのために 北海道のどこかで私的な美術教育の研究会を考えていました。
そんな思いを鑑賞教育フォーラムの懇親会の中で話していたら、いつのまにか「美術による学び研究会」としてやろうとなりました。
近くにいる人に、全道大会の翌日以降の日程があいているかどうかをきいたら、たまたま日程があいているという。即決!
その後「図画工作・美術なんでも展覧会」移動展もつなげて2日日程にしました。
というわけで、実行委員長を菅原 清貴(札幌市立幌西小学校 校長)さんにお願いして、各方面と連絡をとりあって(旭川の造形教育連盟には連絡が遅くなってしまいご迷惑をおかけしました。)以下のような内容にほぼ決まりました。
7月29日「美術による学び研究会」in 旭川(旭川市民文化会館小ホール)
7月30日「図画工作・美術なんでも展覧会」移動展at アルテピアッツア美唄
そしてこの前日
7月28日に「全道造形教育研究大会上川・旭川大会」があります。「美術による学び研究会」に本州から参加される方々には、旭川大会にもぜひ参加されるようお願いしたところ、ほとんど全員参加してくれます。これで北海道の研究会へ道外の方々も多数参加されるようになります。)
7月29日の発表者(会場は旭川市内)
上野 行一(高知大学・美術による学び研究会代表)
大橋 功 (東京未来大学)
奥村 高明(国立教育政策研究所)
村上 尚徳(国立教育政策研究所)
石塚 耕一(前北海道おといねっぷ美術工芸高等学校校長)
坂本 行正(北海道北広島市 大地太陽幼稚園)ほか
7月30日の発表者(会場はアルテピアッツア美唄 上の写真)
三澤 一実(武蔵野美術大学)
鈴木 斉(東京都羽村市立羽村第三中学校)
黒木 健(秋田県立仁賀保高等学校)ほか
絶対によい研究会したい。
そして一番大事なこと、それは「美術による学び研究会」の基本理念です。
近年、アメリカやイギリスの教育界ではeducationという言葉が影を潜め、learningという言葉が多用されてきています。
これは学校教育の場に限ったことではなく、美術館など社会教育の場でも同様の現象だといわれています。同様にわが国でも、「学びの○○○」や「○○○な学び」のように、学び(learning)を視点とした教育論や授業改革が広まってきています。
教育(education)という言葉にまとわりついた「教師→学習者」という一方通行的な、知識伝授のイメージを払拭し、教育を学習者の視点から捉え直し再構築するという意味で、学び(learning)という言葉が流通しているのでしょう。
学習者間の相互作用や共同性、体験や身体性からの育ち、一人ひとりの学びかたや個々に達成されたことなどを重視する学びという視点は、美術の教育においてこそ必要不可欠であると考えます。
たとえば、相互性や共同性の具体的な表れである対話やしぐさに着目した授業分析、個々と集団における意味生成を充実させる鑑賞や表現のあり方、一人ひとりの育ちや変容の具体的な探究などが、学びという視点からの研究の焦点といえるでしょう。
1953年に翻訳刊行されたハーバート・リードの『美術(芸術)による教育』(“EDUCATION THROUGH ART”)は一つの時代を画しました。それから55年間、わが国の美術教育界ではその時の世相や社会の動向に敏感に応じながら様々な研究がなされてきました。
それらに敬意を払いつつ、いま私たちはこの名著になぞらえ、「美術による学び」(LEARNING THROUGH ART)について研究することを提唱します。
2008年2月23日
上野行一
この写真は安田侃さんが会場(30日だけ)となるアルテピアッツア美唄で講演をしているところです。ここは体育館ですから、たとえば三澤さんが「図画工作美術なんでも展覧会」を語ったりすることになるわけです。
アルテピアッツァを確保できたんですか?山崎さん!
す、す、すごい!
念願の場所で・・・・・これはすごい!
『学び研』にしても『なんでも展』にしても、最高のシチュエーションですよ。あの、教育の味が染みとおった校舎が舞台ですからね。
夢が現実になるわけですものね。すごい!打ち合わせ行きますよ!
ふと、この会場になる学校のことを考えると、かつては炭坑で栄えたところで、活気に満ちていたところです。
それが幼稚園として再生し、さらに美術館を加え、本当のこのように素敵な素敵な空間ができたわけで、美術が社会や人間に果たす役割として大きさも感じます。
三澤さんが打ち出している「美術の力」って部分でもリンクしています。
アルテの成り立ちが、私たちに、美術教育に元気を与えてくれる気がします。
「夢をかなえるブログ」なんてね。(笑)
打ち合わせですか!?いいんですか。
支笏湖でたき火してから行きますか…。
斉さんが、千歳についたら、私が、車で迎えに行く。美笛キャンプ場まで車で1時間強。翌日アルテピアッツアなんてどうですか。
それとも旭川方面でキャンプ?
「ひえーっ!
アルテピアッツァを確保できたんですか?山崎さん!
す、す、すごい!
念願の場所で・・・・・これはすごい! 」
幸せを感じます。お誘いいただきありがとうございます。
夢の場所です。 うらわの展覧会場も夢の場所でした。
またさまざまな方々をお会いできるかと思うとうれしい。
出てくるものは日常のもので限られていますが応えたいです。
よろしくお願いいたします。
30日、おおいに楽しみましょう!
そして、たくさんの方々に来ていただける努力もしたいです。
キャンプも実現しそうだし、まさしく「美術と自然と教育と」の山崎さんの領域にお邪魔させていただきます。湖畔でたきび・・・あームズムズする。この5連休は同僚の結婚式で四国まで行かねばならず、例年やっている焚き火ができないんです。そのかわり、支笏湖で焚き火、そしてアルテで打ち合わせなんて最高です。具体的に考えましょう。
最近、仕事のスピードというか、そういうことがいかに大事か身にしみています。
そして対極にあるキャンプ。ゆっくり流れる時間。楽しみ。
三澤さんが「あー早く行きたい」という思いになってくれてるのが何よりうれしいですね。昔の校舎のなんと味わい深いことか。