見て描くおもしろさを味わわせたい
2009年 05月 16日
スケッチの授業は4時間扱いです。ただし最初の2時間は、それこそ、描き方や見方の「例」をしめします。同時に絵にはこのような描かなければならないというきまりはないということも伝えます。
4時間目はもう、単純に絵を描く事を楽しんでいます。
楽しんでくれている理由のその一つは「結果としての作品」ではなく、「いかに学んでいるか、何を学んでいるか」を評価しているからでしょう。
OHCに描きかけの作品を映し出し、その子が描いた線の意味とその学びを解説しますし、描いている時個別で声をかけたり。ほめることが目的ではありません。その学びの質を評価しているわけです。描くという行為そのものが楽しい瞬間であってほしい。
最近クロッキーという言葉をあまり使わなくなりました。それは私の場合、何となく、クロッキーという言葉を説明をしながら、短時間で絵を描けるようにすることばかりが強調されすぎてしまうような気がするからです。実際にはそうではないのですが…
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