高校生〜みんなで何かをつくりたい!「天井アートプロジェクト」
2009年 06月 22日
くろくろ.comハブサイト「天井アートプロジェクト」
そこから学べることはとっても多いのです。
「天井アートプロジェクト」は確かに見えていてかなり、おもしろそうです。高校生や黒木さんの発想から学ぶことがたくさんあります。
私が注目したのは同じことを2回やったことです。1回目の「ふりかえり」が2回目につながっています。一度で終わらせないことの大事さ。
それから評価自己評価もあるけれど「校内の生徒の声や反応」「保護者の声」これらの声を聞くことは 校内という「パブリックな場」を使う意味を考えることにもなっています。
そして生徒の声(学び)を大事にして次の授業、来年の授業につなげるようにしているし、記録化し公開していること。
なお、「美術による学び研究会」北海道大会2日目のアルテピアッツア美唄で黒木さんから直接お話を聴くこともできます。
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☆発想力を育む活動
学校のあの孔の開いた天井にはなにか吊りたくなるのです。
これ見て、すっきり~!
でも、私もやりたいです!
学校って、教員が関わらないとちょっと踏み込めないところです。
部外者にはちょっと手出ししにくいですけど。
実は・・・私がイメージしていた天井アートとは違うイメージのものを各班考え始めたあたりから悶々とした気持ちが正直あり、私のイメージ(もっと色彩や形状にリズムやグラデーションのあるクールなもの)に引っ張ろうと考えたのですが、今回は動き出したこともあり、生徒たちに委ねる場面が多くありました。正直、いわゆる高校生レベルに到達できず大人サイドからは疑問視する声もありましたが、そこはあえてストレートに展示を継続させました。
首のなが〜〜〜〜いキリンは、次の住処を地元の保育園か幼稚園にすべく調査に入りました。またそこでも交流があればなと思っているところです。
今日一部の作品は撤去しましたが、思いがけずそこでの生徒の表情が生き生きしていたのが印象的でした。
彼のすごいのは、やはり、そうでありながらも、この授業の価値を分析している所です。
学校ではやらかくてはないらないことがたくさんありますから、外とつながってやるときは、やはり意思疎通が大事なんだと思います。基本的な考え方が一致していくと、それがパワーを生み出すと思います。先生とたくさん話されたらいいですね。つながれば何かが生まれる。
おそらく見栄えのする作品例を示せば、それはよくなりますよね。でも、それよりもっと大事なことがあるんですよね。
黒木さんの発信から学ぶことが多いです。ありがとう。
カテゴリーでいうとインスタレーションにあたる題材ですが,この類の題材の醍醐味は作品の結果もさることながら設置の際の出来事や設置しての環境(もの,人)の変化を目の当たりにできることもあるかなぁと思っています。グループで動いていますから,その中での微妙な人間関係の変化。設置している最中の通りすがりの生徒や教師の反応などなど。
おっしゃるとおり教師が示教し見栄えの良い物をつくるも,生徒に残る物無しということは多々あるわけで(特に部活動),小さいながらも生徒が身や心に残るものを確実にできればなと思う今日この頃。もちろん見栄えが良く,生徒に多大な変容を与えるものができれば最高なのですが(^_^)
精進精進。
すずき先生訪問のライブ授業、ありがとうございます。昨日から、皆さんのコメントを読みながら、ハブサイトを見ても何も現れず、ことの次第がわかりませんでした。つい今しがた、やっと拝見できました。まずはありがとうございます。
無機質な廊下が、一気に息を吹き込まれた爽快さが感じられました。なにより生徒の皆さんのコメントひとつひとつに、やってみてわかる(やらなければわからない)ことの大切さが述べられて、とてもとてもいいものだなと思いました。
黒木先生のコメントにあるように、やってみてわかることは、目の前の見える物に加えて、目に見えない様々な関わりに意識が向くことなのでしょうね。
天上活用は当校(小学校)での取組に取り入れさせていただきます。 ご了承ください。
この授業をやってみて,予期しなかったおもしろさに出会ったことは,“ちょっと高いところにあがってみた感覚”と“重力を感じること”でした。
何の海外映画でしたか,先生が生徒を教室で「机の上に立ってみよ」と言いあれこれ語るものがありました。慣れ親しんだ環境であっても標高を少し高くしただけで随分その感覚は変化します。
そして“重力”。生徒は作品を天井に張り付けるだけでも慣れない重力と闘いました。普段にはない感覚です。そんなチームとの会話はもちろんミケランジェロの天井画。
小学校でも取り組んでいたげけるなんてうれしいです。そうなってくると高校は何をすべきか!なんていつもの悩みが出てきちゃいます(^_^)。
どうぞ怪我のないよう,楽しい作品になりますよう。
秋田の高校生が天井に「みんなでつくった」ってことが、いつのまにか埼玉の小学校でおこる。しかもそれは子どもの「学び」という視点も含まれているとろころもすごくいいし。
なんか、すごいところに私はいるような気がします。
ついつい校内の天井を見てあるく山崎でした。
すずき先生,女子生徒たち「あのヒゲの人,かっこよかったネ」としばらく話題でした。
昨日地域の保育園にお邪魔し,首長きりんの交渉をしてきました。長い廊下はありましたが,天井が高く複雑で天井への貼り付けは不可ですが,壁の高いところならOKということに。
大きなアクションにはなりませんが,外部との交流へと変化させていきたいと思います。他の作品も近隣の障がい者施設か養護施設あたりかなというところです。
作品が取り去られた後のちょっとさみしい感覚も密かな楽しみです。
対話による鑑賞で「モナ・リザが今日自分のモナ・リザになりました。」というものがありましたが,この授業を行うと生徒は(教師もかな)「学校が自分の学校になりました」という気持ちになるから楽しいです。
「学校が自分の学校になりました」って言う感覚を生徒が持ってくれたら、ひとつの目標は達成ですよね。これまで生徒の作品で学校を飾るプロジェクトをなぜ続けてきたかというと、まさしくその匂い付けというか、帰属意識というか、自分の校舎を大切にして、アクティブに自分の環境を創り出していく姿勢を持ってくれたら、という生活指導的な側面もあるのですよ。めちゃくちゃに荒れていた学校からはじまりましたから・・・。黒木さんもこの前の話ではそんな出発点があるような話でしたよね。
作品が取り去られた後のさみしい感覚を生徒が感じてくれたら、またひとつ成功ですよね。環境へのまなざしが出てくる。それにもまして、学校の職員たちからそんな言葉が出てきたら、やったね!という感覚でしょう。保育園の子供たちが喜ぶ姿が眼に見えるようです。きりんの首にそって走りそう。ビデオとっておきましょう。今後の報告も楽しみ!