70年前の熱意「木水育男が指導した子どもの絵」展

 2009年12月CCAA(市民の芸術活動推進委員会)企画の展覧会
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CCAAの鈴石弘之氏の展覧会の案内文の中に以下のような言葉がありました。
現在、事業仕分けなどの新たな改革の中で、相変わらず芸術に関する関心は薄められたままの状態です。私たちは70年前の熱意を想像し、そして再度創造的想像力を発揮し、子どもたちの美術について熱く語り、そして運動としても展開する必要があるのだと思います。


《関連記事》

 ☆70年前のヨーロッパの子どもの絵 そして 久保貞次郎

(追記)2013年5月

 福井の牧井正人さんから「我が家の玄関に子どもの絵を!!!かける会」を教えていただきました。

 ◎この記事の初掲載は、2009年12月16日です。再度掲載しました。
Commented by okachubi2009 at 2009-12-18 22:04
この絵に釘付けになりました。木水育男氏のこと、サイトで調べました。すると、この方の教え子さん(福井県の方)がご自身のHPで、1950年前後当時この先生がご指導された作品を紹介されていました。 ご本人だけでなくおそらく同級生の方々の作品や共同制作など、いずれも身近な人々や生活の様子を題材にしたものです。月並みな言葉ですが、「力強さ」を感じました。豊かでのびのびとした色彩とタッチ。そして、何よりもそこに描かれた人物の表情や仕草がすばらしかったです。これが半世紀以上も前にかかれた絵かと思うほど色も鮮やかでした。それほど大切にし続けたいと思えるものを当時の生徒さんたちの心に残されたことに感動しました。
 話が変わりますが、「育みたい力」を急に思いだし、当方のブログでお許しもなく勝手にアップしてしましました。事後承諾で、よろしくお願いします。(tsuji)
Commented by yumemasa at 2009-12-19 07:43
tsujiさん、別のサイトをご紹介いただき、ありがとうございました。驚きました。
http://www.mitene.or.jp/~fdc/kodomo.html
http://www.mitene.or.jp/~fdc/zidouga.html
それぞれ見ました。熱気が伝わってきます。
http://painting.exblog.jp/
これも参考になりました。
「我が家の玄関に子どもの絵を!」も、大事な活動でした。「市長・議長・教育長室に子どもの絵を!」運動もあったのですね。
こうして考えるとやれることは、たくさんありますね。
ところで「育みたい力」を紹介していただいてありがとうございます。とってもうれしいです。

Commented by okachubi2009 at 2009-12-19 17:56
山崎先生、http://painting.exblog.jp/早速みました!こんなにも熱く、保護者や社会に向けて、子どもの絵のすばらしさを伝えようとするメッセージに触れたのは、はじめてです。スゴイ勇気をもらいました。と同時に、自分のやっていることはまだ序の口だなあとしみじみ感じました。ありがとうございました。早速、こちらでもご紹介させていただきますね。(tsuji)
Commented by yumemasa at 2009-12-19 23:59
tsujiさん、こうして考えると この展覧会の紹介文にある 鈴石先生の「私たちは70年前の熱意を想像し、そして再度創造的想像力を発揮し、子どもたちの美術について熱く語り、そして運動としても展開する必要があるのだと思います。」という言葉の通りになっていくのかもしれません。
Commented by おおたきゆきこ at 2010-09-26 16:53 x
2010・9・26日の昼、伸助さんの「何でも鑑定団」で木水先生のお名前が出たのでびっくり!それも鑑定士の口からです。会場は福井県大野市でしたが、美しい「点描画」の出品者が「300万」というと「600万」という値が出ました。その絵の説明の時に、鑑定士の口から「きっと木水育男先生が・・・」と。瞬間だったので誰にも電話は出来ませんでしたが、私も中学時代に教えて頂いた一人なのでとてもうれしかったです。画家の名前は忘れたので残念です。「九」が付いたと思いますが・・・。
Commented by yumemasa at 2010-09-26 17:34
水木育男先生の教え子さんですか、あー、どんな感じだったのでしょう?インタビューしたいくらいです。こういうコメントとってもうれしい。ここに書いた事が過去ではなくて今につながっているという感覚になります。
Commented by やまちゃん at 2013-05-11 21:28 x
今ごろは金沢で一杯やっているのでしょうかww
いいなあ、金沢の地酒(爆)
『我が家の玄関に子どもの絵を!』確かにそれは一つのアイデアかも…
この記事を見てふと思い出したのですが、中学校の時(北斗でなく青中の時)ですが、柔らかい石で簡単な彫刻をやったのを思い出しました。
絵のみならず、自分の好きな技法で作ったオブジェを置くってのもいいな…と思います。
先生には申し訳ないのですが、その元のアイデアは美術の先生でなく理科の先生ですww
その経緯はこちらhttp://ameblo.jp/yamachanhangyo/entry-10938528074.htmlまあ、今はこんな話をする先生も少ないでしょうが。
Commented by yumemasa at 2013-05-12 19:24
やまちゃんさん、アイディアなどというレベルではなく、その取り組みの背景には深いものがあります。
by yumemasa | 2013-05-11 07:08 | Comments(8)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明