京都 ユニバーサルデザインの授業
2010年 04月 15日
京都市中学校美術教育研究会と京都市保健福祉局でチームを組み、「みやこユニバーサルデザイン授業ガイド」を作成しました。
実践例はすべて京都市立の中学校の先生方の実践です。
PDFのデーターはどなたでもダウンロードできます。
みやこユニバーサルデザイン授業ガイド
京都市では全市の公立の中学校、私学の中学校に配布しています。
新学習指導要領のA表現(2)イ「他者の立場に立って、伝えたい内容について分かりやすさや美しさなどを考え、表現の構想を練る」やB鑑賞に対応していますので、ご活用下さい。
(山崎感想)「ユニバーサルデザイン」について、深く取り組んでいます。授業で使えるようにワークシートや作品例もあり、使える資料を目指していることがわかります。授業のねらいが、確かであり、かつ指導要領のどの部分と関連させ、何を育てるかも明確にしています。
そして何より、学ぶべきは、この成果をPDFにして誰でも使えるようにしたこと。頭が下がる思いです。そして見習わなくてはならないことだと思います。
ふと、滋賀の「鑑賞」のことを思い出しました。
早速ダウンロードしました。
指導案やワークシートもさることながら、「授業してみたい」と意欲がわいてくるビジュアル。
しっかりと美術の力を駆使され魅力あふれる紙面構成に熟慮されておられることに感謝感激です。
さらに、この授業ガイドが保健福祉局から発行されているのが、なるほど!と感じ入りました。ポスターなどではいろいろな部局が公募などされていてそういった形での連携はありましたが、このように授業まで踏み込んだ連携は見たこと聞いたことがなかったので、とても画期的な取組をされていると感動しました。
「美術の学びが身近な生活だけでなく地域や社会ともしっかりつながってるんですよ。美術を通して思いやりや優しさを培うことができるんですよ」ということを生徒だけでなく一般の方々にご理解頂くことにもつながっていくと思いました。
tsuji
さて、この京都の取り組み本当によくぞここまでと思います。言葉も選ばれていますよね。
辻さんの言われるように一般の方々にご理解いただく切り口として大事ですね。
全ては子どものために。
我がブログでも後々紹介させていただきたいです。
「京都」の出来事は出版より、インパクトがあるかもしれませんね。