やはり、これは 大事な本

やはり、これは 大事な本_b0068572_0514337.jpg下の画像(文章)は奥村高明著「子どもの絵の見方」(東洋館出版)の本の帯です。この本のよさをよく伝える言葉だと思います。
 私の学校でも同僚や保護者とギャラリートークをすると、発見があるんです。その子の思いや表現そのものの工夫などが見えてきます。笑顔になります。(ただし、保護者とは、私から「絵を解説する」という域を出ていないです。)
 かつての私は子どもの作品を到達度だけで見ていたのだと思います。だから絵を見ていて笑顔になるなんてことは少なかったような気がします。

奥村高明著「子どもの絵の見方」
 
やはり、これは 大事な本_b0068572_0502715.jpg


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(追記)5月PTAの方々、10人ほどと子どもの絵を前に話しました。私が、子どもの絵の見方を軽くガイドしたあとは、どんどん、親御さんの方から感想が述べられ、発見がたくさんある楽しい時間になりました。私たちは、結局ずっと子どものことを語り続けていたことになります。
Commented by misawakazumi at 2010-04-22 02:58 x
早速読ませていただきました。奥村さんが日頃講演会で話されている内容をわかりやすくテキストにした感じです。また、これまでの初等教育資料の表紙を飾った作品が掲載されていて、作品の見る視点とか評価のしかたの参考になります。ギャラリートークの内容も理解しやすく、授業で迷われている先生方、評価で困っている先生方、また教師を目指す学生諸君、中学校の先生方にも高校の先生方にも読んでいただきたい1冊だと思います。早速学生にも紹介して、参考書として使いたいと考えています。
Commented by yumemasa at 2010-04-22 06:28
この本のような子ども観を持って子ども(の作品)を見るのと、子どもは未熟だから、大人が教える対象という子ども観で絵を見るのとで、まったく違いますね。どのような教育をするか、ということでも。
これは単なる図工の本ではないです。
三澤さんのコメント心強いです。
Commented by kfujita11 at 2010-04-22 22:17
アマゾンで申し込みをしました。
しばらく、入荷待ちのようですが。、待つ楽しみがあります。
また読ませていただいたら、記事にしますね。
Commented by yumemasa at 2010-04-22 23:06
kfujitaさんがブログで書かれています「はじめに子どもありき」という考え方とつながると思います。
おもしろいです、この本。
Commented by hakusuke at 2010-04-23 00:05 x
三澤先生のコメントも読み,ますます待ち遠しい。ただ今注文中。早く生徒たちの作品掲示してギャラリートークしたいものです。今は,鑑賞の授業(ホーマーと光琳)で生徒たちの良さ,考えを職員室内で話しています。生徒たちの話題で職員室内が和むってよいことですね。ホーマーの作品鑑賞は,わが学校の生徒たちにもってこいの題材です(^^)v
Commented by yumemasa at 2010-04-23 00:11
hakusukeさん、今の時期は、どうしてもしつけ的なことが話題の中心になりがちですが、やはり、こうして教科を通して 子どももよさを語りあうことは とっても大事ですね。そのような話題提供を職員室でしたhakusukeさんに拍手!!!!!
昨日は国語の先生が生徒の詩の朗読の素晴らしさを、教えてくれました。
さて、この本を読むと、授業改善をしたくなりますよ。
Commented by kikuchi at 2010-04-24 20:15 x
ここで教えて頂き、さっそく注文いたしました。
とても良い内容で、泣きそうになったところもありました。
先生のブログからいつも刺激を与えて頂き感謝です。
(こちらは開店休業で…反省)
Commented by yumemasa at 2010-04-25 06:50
kikuchiさん、よかったです。こいういう声をいただくと、書いてよかったと思います。
このような本を読むと、やさしい気持ちになりますよね。
Commented by yumemasa at 2010-04-25 09:12
ということで、すずきひとしさん、出張授業もできるんですね。昨日、北海道の先生方が集まったのですけど、夏の「学び研」に参加されていた先生方は、鈴木斉先生の退職に驚いていましたが、これからもどんどん活躍していただけること話してきました。
Commented by hakusuke at 2010-04-25 19:16
本届きました!多くの先生に手にとって貰いたい本ですね。んーー。一通り読みあれれ?P99,P101。楽しそうな先生の様子が・・・。紹介記事書いたらTBいたします(^v^)
Commented by yumemasa at 2010-04-25 23:58
子どもの絵から子どもを発見することは、本当に楽しいことなんです。だから、笑顔になってしまいます。あの写真ページは、みんなで見ることの楽しさを伝えるページになっていますね。
Commented by あおき at 2010-04-27 23:49 x
読みました!
今の仕事を考えると、オアシスのような本です。
頑張らなければ、という気持ちになります。
授業がやりたくなります。そうことから言うと
まったく「罪」な本でもあります。
Commented by yumemasa at 2010-04-28 00:20
あおきさん、この本を読むと優しい気持ちになりますよね。各学校、図書館、研究施設などに置いてほしいですね。

by yumemasa | 2010-04-22 00:49 | 子どもの表現 | Comments(13)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明