旅するムサビ が生み出すもの
2010年 06月 20日
☆生徒が学んだ事や感じ取ったこと
旅するムサビの研究協議、これ、おもしろかったです。参加者が感想を言うだけで1時間半が、あっという間にすぎさりました。
私の印象、このプロジェクトそのものが創造的で、成長していくということ。教師も学生もフラットな関係で「共につくっていく」という感覚。これは、すごく新鮮でした!
武蔵野美術大学がやってくるにあたって、北海道教育大学との連携を大事にした事は、これからの北海道の美術教育にプラスになるでしょう。
旅するムサビそのものがファシリテーター、触媒になっていると感じました。このプロジェクトのよいところはシンプルでいろいろ応用できるということです。
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☆旅するムサビ 北海道 江別で←井上哲義さんの学校
☆旅ムサ テレビ取材されました
今回のように、三者がフラットな立場で、お互いが忌憚なき意見を出し合うと言う事は、教育を今までにない視点で見つめ直す機会になります。そして新たな創造の場を生み出していきます。それがまさに旅するムサビなのでしょう。
経験者から未経験者への伝達は、気をつけないとコピーの繰り返しで画質が劣化していく現象と同じことになります。
そう考えると、学生も学生時代にしか持っていないものがあるはずで、それを交流しあうという事は、硬くなった我々の発想をしなやかにほぐしてくれる機会になると思うのです。
協働で授業を作る。創造の教科である美術だから出来る事のような気がします。〈三澤〉
「昨夜はサッポロビール園で旅するムサビのスタッフとファシリテーションのことについて、すっと話していた。世代の差は30年ほど。すごくおもしろかった。」
そして今思う事、学び続け、成長して行くこと、それは、どの世代であっても手応えがあり、おもしろいことだということ。
その世代だからこそ出来る事、そのような今を大事にするセンスもまた美術の活動では大事なんだろうと思います。
私は、小学生と中学生の2つの旅ムサを見て、中学生は、小学生のように話さなくても、表情やうなずきなどから深い鑑賞をしているのだと感じることができました。
また、実際にファシリテーターをやらせていただいて、その難しさと、ファシリテーターの力量が問われることも実感しました。
ありがとうございました。
ファシリテーターの体験をしたというのは、うらやましいです。
これからも、どうぞよろしくお願いします。