学力論争の狭間で
2004年 12月 11日
○○賞などというコンクールではなく、美術教育の価値や存在理由を問いかけるような内容になっています。非常に志の高い作品展だと思います。
注目すべきはこの作品展に向けての「参加校指導者のことば」がブログのスタイルで発信されていることです。その中でも特に印象に残ったのが主幹の鈴石弘之先生のものでした。
大切な図工の時間 (←鈴石先生が書かれた記事)
学力論争の狭間で揺れる図工・美術教育、親からいらない教科といわれるNo.1が図工。
この記事に私がCommentをしたところ、鈴石先生から返信がありました。そこで東京都の恐ろしい実態を知りました。思わず「戦前?」という言葉が頭をよぎりました。
そして今日は、長女が小学校低学年のころ、図工の授業で、散策のあと「見てきて発見したことを描きましょう」と言われ、「わたしはなにも発見できなかったから描けない」といって、2時間、画用紙を白紙のままで見つめつづけた…ということを思い出す「大切な図工の時間」にであいました。
今、長女は芸術大学で造形を学んでいます。
図工と美術・芸術はいっしょではないだろうとわかっていても、この気持ちの変わり目はいったいなんだったのだろう…どこにあったのだろうと思います。こんなところに美術教育の、なにかヒントがありそうな気がするのですが......。口下手ですが、いたいことの半分でも、伝わればうれしいなぁ。。と思います。
では。。
すみません。。なんども。
上記文、じつは長文になってしまい送信できませんでした。
半分以下にかいつまんだので、読み返してみたら意味不明です......
メールの出し方もわからないので、このままにしておきます。
URLもspaceの文字があることで、記入できませんでした。
↓ここに書きます。ブログもよくわからなくて、なんだか、恥ずかしいことですいません^^;
http://www.geocities.jp/himekospace4610/
途中まで描きましたが、コメント欄ではキツいですね。十分伝えることが。そこでとりあえず11月28日の記事にあるkids Art Laboや12月6日の記事で紹介させていただいた「寺内定夫の子育て塾」をぜひご覧下さい。子どもの絵をどうとらえるかについて、非常にわかりやすく説明されています。私のメールはyamazakimasaaki@mac.comです。
なお私の「豊かな美術教育を」(このブログの左にリンクしてあります)の授業ビデオをご覧になられると私がどんなことを考えているか少しはわかっていただけるかもしれません。
娘さんには「センスオブワンダー」と「絵で聴く子どもの優しさ(寺内定夫・萌文社)を強く勧めたいです。
なお、酒井式で絵を指導していたら、子どもから絵を通してのメッセージは受信できないでしょう。
キミ子式なんてものもあります。
なお、つけたし。小学校の時の先生が「散策のあと…」という授業は子どもにとって。あまりにも難しかったかもしれません。別の投げかけがあったはずです。このことについては「豊かな美術教育を」の「美術教育あれこれ>美術教育雑感」の中の「題材設定の理由」「題材との出会い」をご参照下さい。
あー、こんなに紹介されたら大変ですね。時間があるときにでも、よろしければどうぞ。