美術教育を見直す
2004年 12月 11日
これまでの美術教育でよかったのかという問題提起が「美術教育学会」で指摘されました。
北海道の合同教育研究集会における美術分科会でも渡辺貞之氏より「一方では、これまでの美術教育を通して美術嫌いをつくりだしてはいなかったか」という問いかけもありました。
「美術は好きな子がやればよい」「趣味や才能の教科」「図工の指導ってわかんないよなー」「結局成績なんて先生の好みでしょ」「美術でがんばるのはいけど、勉強もしてほしい」こう言われることもある教科です。
総参加者140名! 第53回日本美術教育学会学術研究京都大会閉幕
この研究会報告の概要は美術教育にたずさわる方々は必ず読んでおきたい内容です。美術科・図工科はなぜ必修教科として必要なのかという原点に戻り、考え、国民から理解を得られなければ、教科は消滅するかもしれません。本当にここ数年が大事な気がします。
なお、「美術サポーター」という言葉も私の印象に残った言葉でした。当然、鑑賞教育を視野に入れてのことでしょう。
yumemasaさんが紹介しているトコロをいろいろ見てまわりました。
yumemasaさんのようなベテラン教師でも向上心をもって、熱く頑張っている先生がいると思うと、なんか心強いです。
うちの人といろいろ話してみました。
どなたかもコメントしてましたが、「できないことをできるようにする」
ということが彼の中での教師としての仕事と考えているところが大きかったです。特に彼は小学校の教師というころも大きいのかな・・・。授業についてこれない子をつくらないって大事ですよね。
ただ、「指導する」ということについては、自由に好きなようにと言われて描けるものじゃない、どう導いていくか(指導方法)が、それぞれの教師のやりかた(式)だろう、といことには分かる気がしました。
例えば、山崎先生の指導は「山崎式」なわけです。「酒井式」とは違って、指導方法として市場(笑)に出てはいませんが。
私はやはり、「表現」って、「できないことをできるようにする」分野とは違うと思うんですよね。
文章は苦手で私の言いたいことが伝わってるかどうか?ですが。
yumemasaさんのような美術の先生に出会えてる生徒たちは幸せですね。
頑張って下さい。陰ながら応援してます。
こどもの城の作品展、あまりに素敵な作品ばかりで、画面上ですが「じ~ん」としてしまいました。
よろしければ、11月27日の「子どもは必要があれば描く」という記事と「豊かな美術教育を!」の授業のビデオ(8分)をご覧下さい。
ところで、私よりすぐれた授業をしている教師はたくさんいます。他の先生のサイトやブログでも共感するところがあったら、メールでもコメントでもしてあげてください。それが私たちの励みにもなりますし、結果として子どものためにもなっていきますから。これからも応援よろしくお願いますね。shihoさんにコメントすることで私もまた勉強になっています。ありがとうございます。
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すうがくでせかいをみるの
もろはのつるぎ (有田川町ウエブライブラリー)