教師の学びあい
2010年 12月 19日
生徒の作品から伝わってくる「思い」。何と言うか、中学生の「今を生きる」を感じるんです。ほほえましいものもあれば、泣けてくるようなもの、熱いもの、あるいは葛藤しているもの、実に様々なことがテーマになっています。
私も、思わず、深く聞いてしまいます。井上さんとの付き合いは長いですが、毎年毎年、授業改善の様子が伝わってきます。そこから学ぶ事もとても多いのです。
写真の作品を見ると、正規の授業でやったら大変な時間数になります。井上さんは夏休みの課題として描いた作品を授業でさらに描き込むという方法をとっています。
写真の写っている作品のうち、大きな作品が井上さん指導のものです。
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教師の学びあいはこうして生まれていきます。
こうした出来事は、誰か一人の「やろう!」という決意が生み出したものです。だから岩崎さんにも感謝なんです。
本当であれば、息も絶え絶え、元気もなくなっていたところだけれども、でも、こうしてネットがきっかけで学び合える関係になっています。
井上さんがよく言われる「切磋琢磨」これ、大事にしたいです。そしてリアルな場面では井上先生と互いに遠慮なく、厳しいことが言い合えるのがいいんですよね。(ネットでもできるけれども、誤解が生まれやすく、難しいのですよね。)
井上さんの最後の一言、「絵を描かせることはなんて楽しいんだろうと、夏休み明けに提出された一枚いいちまいの絵の中のドラマに打ちのめされた。絵は力だ。」ブラボー!