小学校に「さくら前線」

 埼玉の田尾明敏先生の授業です。下の画像をクリックしてご覧ください。
小学校に「さくら前線」_b0068572_0114676.jpg

 以下は、田尾先生の解説です。

1週目の初回にサクラを描きました。
5年生は授業初日で、だれも図工の用意をしてきませんでした。図工室
にあった英字新聞とピンクの上質紙で手でちぎってサクラを描きました。
4年生は絵の具を持ってきていたので、花びらを絵の具で描きました。
4,5年生は四つ切り画用紙をタテに半分にしたサイズ。
6年生は模造紙をタテに半分にしたサイズで、同じく英字新聞で幹と枝
をつくり、校庭に落とし物?でたまったテニスボールで花を咲かせまし
た。

今、校内はさくら前線、春らんまんです。


(山崎感想)作品をタペストリーのように展示しています。田尾先生は 子どもの作品が校内で生きるように展示されています。いや、校内が子どもによって生きてくると言ったほうがよいのかもしれません。なんて素敵なんだろう!

 《関連記事》

立体物の展示の工夫

窓を飾る(小学校6年生)

子どもの感想からも 子どもの学びを考える

図工室で研修

全校あげての「図画工作の作品展」(その1)

なんでも展覧会の図録〜さすが美術教師(2008年2月)
Commented by すずきひとし at 2011-04-19 00:24 x
田尾先生
素晴らしい!
美しい!
はるー!
とっても上品!
シンプルで華やか!
教室が桜の並木!
ハイセンス!

まるで篠田桃紅の作品のよう!
ここで花見がしたい!

やはり田尾ワールドだ!
Commented by yumemasa at 2011-04-19 00:29
田尾先生の関連記事を見ると、実はシンプルで、誰もが出来るような方法を提案していただいていると思います。
田尾先生の図工室、機会があれば、また行きたいなあ。
Commented by 黒木 健 at 2011-04-19 04:16 x
桜前線があっという間に届きました。(^_^)
子どもたちそれぞれの桜なんだべなぁ。

英字新聞が普通に図工室にあるあたりがまず違います。
いやぁホント桜の幹みたい!!

桜並木もあれば夜桜もある。ステキ(^_^)。

同じような状況で同じようなことができただろうか・・・
田尾先生のセンスはやはりステキすぎます。
Commented by 井上 哲義 at 2011-04-19 08:46 x
田尾先生のセンス素晴らしいですね。素材もシンプルだし、暖かい春を感じます。こんな空間で季節を楽しむのは素敵ですね。何よりもいろんな学年が、一つになって制作している所がいいですね。きっと子ども達は、皆で作ることの喜びを感じていると思います。英字新聞の幹の捉え方も延び延びとしていいですね。こんなシンプルで素敵な共同制作、私も参考になりました。長かった冬も終わり、春ですね。
Commented by 井上哲義 at 2011-04-19 22:43 x
山崎さん、ひとしさん、黒木さん、なんか心癒される 実践を見せられてしまいました。こんな時だからこそ大切に思えるんです。環境は人を変えるを実践されています。心痛む今こんな心優しいアートが次の思考への扉を開いてくれます。心を開き、思考する目をもっと探索、感受に向け頭脳を再起させなければなるまい。



Commented by yumemasa at 2011-04-19 23:10
井上先生、実は私も、井上先生と同じようなこと考えていまそた。心がいやされる環境づくりだなと思いまして、すぐ紹介させていただきました。
ところで私のステンドグラスも地味ながら、子どもの前向きな気持ちが色と形に置き換えらるようで、いいなと思っています。
これもこんな時だからこそ考えついたのかもしれません。
by yumemasa | 2011-04-19 00:17 | Comments(6)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明