「子どもの絵にコメント」の効果
2020年 08月 17日
そして、いまは生徒の作品解説つきでの展示です。(展示拒否権もありますが、拒否する生徒がいません。1年生の頃はいますが)。そしてその効果を感じています。
解説を書くときに「ふりかえり」をすることにもなります。生徒同士の鑑賞のヒントにもなります。絵だけではなかなか伝えられないとき、言語による補足が意味を持ってきます。
そして 何より、地域の方や保護者の子どもの見方を変えていきます。そこに生まれるのは「共感」の感覚です。
これは作品展などを通して、美術教育の価値を伝える効果も生んでいます。
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出来上がった作品と、解説から、その生徒さんの思いを読み取っていく。子ども理解そのものなのでしょう。そこからきっと対話も生まれてきますね。
今年も、図工を受け持つことができないのですが、担当の先生にもこの山崎先生のお話を伝えたいなって思います。いつもありがとうございます。
お二人で、しばらく絵を見ていてくれました。
まさに、子ども理解なんですよ、ホント。
だって、絵は「表現」ですもんね。
この「解説」のことを広めていただけるのは、とってもうれしいです。
本当に展示スタイルは大事ですよね・・・・
私も特別支援学級の展示方法をいろいろ模索しています。
少しでも、大人に解ってもらえるように・・・・・・
いい機会をいただきました。
また、展覧会にはじっくり考えていきたいです。
(1)解説について
井上さんの言う通り、解説を書く事は学びの振り返りや再発見です。それからコミュニケーションも深まります。
これは、もう全国的に広まればいいですね!
(2)展示スタイルについて
石垣さん、女子の件はわかるような気がします。都会でバリバリ育っている子と、地方都市の子では感覚も違うでしょうし。
ところで展示の拒否する生徒がいたときは、じっくり理由を聞きます。これが、またとても勉強になります。これは、大事な場面のような気がします。題材によっても違うかも知れませんね。
(3)
鑑賞方法は、ブログには描いていませんが、授業の中で廊下に飾った作品を鑑賞の行く場をつくっています。そういう場も有効だと考えています。ネックはやはり、すくない授業時間数です。
地域や保護者にご覧いただく時は、手応えを得ています。
石垣さん、特別支援の展示の時は、制作中の写真と教師のコメント添えるなんて、どうなんでしょうね。
井上さんが言ってくれた通り、ブログで共同研究になってきましたね。
展示の話、工夫したいですね。都図研の「図工大好き」とか札幌の中文連などから、学ぶ事はたくさんある気がします。
ところでご存知かもしれませんが、子供の絵からぬいぐるみを作る、というサービスがありました。あまりに欲しくなって子どものアートでいろいろ検索していてこちらにたどり着きました。
ブログ記事も書いてみましたのでよろしかったらいらしてくださいね。
http://adansonian.blogspot.com/2011/07/blog-post_12.html
こうして小さなこどもたちが描いた絵はの、意味を考えることは大事なことですよね。