「広がる輪」が力を生み出す
2005年 01月 13日
千里敬愛幼稚園の紹介がきっかけです。なお、千里敬愛幼稚園のHPは「教育とは何だ?」と問うサイトと言っても過言ではないでしょう。
さて、このできごとほどブログをはじめてよかったと思ったことはありません。
日本各地に同じ思いをしている人はいっぱいいそうだと思ったのです。このような方々がつながっていいけば、どんなに大きな力になることか。教師だけではなく、一般の方々も交えて。
昨年の9月私のホームページに次のような文を書きました。 →全文はこちら。
美術教育はこの先、どうなっていくものなのか、見通しがありません。
次の指導要領改訂で、中学校美術が、選択教科になってしまったら、どうしよう?小学校も同様に時間数の削減が厳しい状況です。
しかし、嘆いてもいられません。
「必修教科」としての生き残りをかけて、何かをしなければならないと思っています。以前は文句を言って、批判をして終わっていました。嘆いていました。
でも、今度は何かやってみようということで「豊かな美術教育を」というホームページを公開するに至りました。
さて、みなさんにお願いがあります。みなさんというのは、教師だけではありません。
そのお願いとは、美術教育関連のサイトを見て、できたらそのサイトに感想を送ってほしいのです。掲示板やBlogへの書き込という方法もあります。
互いに情報や意見、感想の交流を活発にすれば、美術教育はもっと元気になっていくと思うのです。一人の力は小さいのですが。
感想が送られて来たら、元気が出ます。葛藤することもあります。
互いにつながりあいながら、これからの美術教育を考えていく必要があると思います。
美術教育はなぜ必要かという本質を考えることにもなりますし。
美術教師が、自分だけ、自分の周囲だけ頑張っていても、ダメでしょう。いつのまにか教科消滅という大きな波にのみこまれてしまいかねません。
前回の指導要領改訂前とは違い、当時よりインターネットは盛んに活用されています。
何かできるかもしれません。ここ数年がヤマ場でしょう。
改訂直前になって動き出してもおそいですから。
大学の美術教員養成課程がなくなるかもしれないという話を耳にしました。ドキリです。
あわせて、教師は美術教育のよさや大事さを一般の方々にも広く理解していただく努力もますます必要になってくるでしょう。まだまだ趣味や才能の教科であるとの認識の方も多いようですし。
ある調査結果では、なくてもよい教科でNo.1だったそうですから。」
以上のように書きました(一部修正)。このあと、このブログをはじめたのです。
今回、大橋さんの記事を読んで、美術教育がなくなるかもしれないという現実に対し、何とかできるかもしれない、その一歩踏み出したように思えました。
美術教育では、多少の立場や考え方の違いはありますが、今は、あえてそれを乗り越え知恵や力を結集し、美術教育を守って、いや、発展させていきましょう。
そのことが必ず子どもたちのためになるはずです。
このブログも今はそのための武器だと考えています。
なお、左にあるメニューの★美術教育関連Blog集や★美術教育リンク集もよろしければご覧下さい。それらのBLOGやサイトへにコメントをしたり、メールを送ったりして下さるとやがて大きな力になっていくと思います。