スケッチする能力(その2)
2005年 01月 20日
もちろん、そのあと、そんなことはないんだという設営をしましt。しかし、彼の表情は、あまり変わりませんでした。慰めで言っていると受け取られたかもしれません。
自分の表現のよさがわからない生徒も、やがては、ちゃんと自信を持って、そのよさに気がつく美術教育をしていくようになりたいです。
同じようなことは、「風景の水彩スケッチ」でも感じました。教師である私が、よいと思っても生徒はそう感じていなかったりします。このがギャップを卒業までに何とか埋めたいと思っています。
スケッチの能力を高めるためにも「鑑賞する力」を高める必要があると考えています.
スケッチの応力を高めるために「鑑賞の授業」が、大切ではないかと思いはじめています。
★追記…生徒がこのみかんの作品を持って来たとき、もっと別の問いかけなり、言葉を発していたら、また違う展開になったのだろうなと、ふと思いました。
そのあたりの追求は寺内定夫氏の「絵で聴く子どもの優しさ」が深いです。
yumemasaさんのように「対話」してくれる先生だったら生徒も嬉しいだろうなぁ。
描くことと、鑑賞すること(作品・作者との対話)、そして自分の作品のプレゼンテーションが一体になれば、作り手と鑑賞者の両方の視点が経験できて素敵でしょうね。
美術教育を考えていくのに実は美術教師だけではなく、広く考えていかなければいけないんだと思っています。こうやって、ご意見を聴かせていただくことは、たいへん、参考になります。また、ものすごく励みにもなります。これからも。よろしくお願いします。なお、このブログにいらしていただいている「ききょうぼけみ」さんがmaruya-naoshimaさんのこと書いていました。つながるっておもしろいですね。いろんな発見があります。