子どもの行為から学びを見とる

facebookで東京の中学校教師 内田善人さんが 生徒が写真撮影している場面を公開していました。生徒がつくりあげた作品よりも学びの姿(行為)に注目しているということです。
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ふと、思いました。美術教師の意識が変わってきていると。かつては、作品を見ながら 指導のあり方を考えていることが多かったと思います。

「どんな作品をつくらせるか」ではなく「どんな力を育むのか」そのことが、大切にされてきているということを感じています。

 子どもの行為から学びを見とる、これが授業改善のための大事な視点のひとつだと考えます。
 




下の写真を見ながら子どもの行為のその意味について考えてみる、子どもになったつもりで考えてみる。
子どもの行為から学びを見とる_b0068572_955051.png
授業者であれば、なおさら見えてくる。

画像使用をご了解いただいた内田善人さん、ありがとうございました。
Commented by 石田貴之 at 2012-06-04 10:21 x
子どもたちのこだわりをここまで引き出すとはすばらしいですね。そして山崎先生の着眼点もなるほどと思いました。
ぼくらの頃はカメラが高価でしたし、撮影後に現像されるまでのタイムラグがあって、このようなかたちで写真を美術の授業にて使うということはありえなかったと思いますが、今はそういう問題はクリアされているので、子どもたちの想いや考えをストレートに表現できるとても有意義なツールですよね。時代を感じるとともに目からウロコの喜びもありますね。
Commented by yumemasa at 2012-06-04 22:26
石田さん、本当にご指摘の通り、デジカメがもたらした恩恵は大きいです。「子どもたちの想いや考えをストレートに表現できるとても有意義なツール」その通りです。これだけデジタルカメラが普及しているわけですから、記念写真やメモではなく、表現の道具としてカメラを使うことを体験しておけば、大人になっても違いますよね。
by yumemasa | 2012-06-03 09:48 | Comments(2)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明