2001年宇宙の旅
2013年 01月 06日
科学的な視点からもリアリティを追求した映画です。映画をつくったころに未来をデザインしていたといってよいでしょう。
今年もよろしくお願いいたします。
この映画は凄いですよね!
私は小学校のときテレビで見たのですが、
一度しかみていないのに、いろいろなシーンを今でも鮮明に覚えてます。
天文少年だったので、みるまで楽しみにしていたのですが、
映像の凄さ、人間とコンピューターの…、
宇宙の(特に木星)神秘、ラストの謎…。
とにかく強烈で、数日頭から離れませんでした。
数年後、某代々木の美術系予備校の油画コースに通っていたころ、
クラス担当の先生がよく映画に例えて講評してくだいまして、
この2001年宇宙の旅もよく話題にあがりました。
その先生は大の映画好きで、この作品の魅力を
作り手視点、鑑賞者視点、映像の技術的視点で語っていらっしゃいました。
また映画だけでなく、
他のジャンルになぞらえてよく話されていました。
今思えば、直接的な油絵の指導よりも、
私たちに様々な視点で物事を気づかせるために
どうすれば良いのかを導いてくださっていたと思います。
美術予備校に行くと、テクニックを叩き込まれる場所という
イメージをお持ちの方も多いかと思いますが、
私の経験ではちょっと違う印象です。
上手さだけを身につけるのではなく、
自分なりの視点と表現力を引き出す指導のイメージが強いです。
ちなみにその先生、「2010年」は、がっかりだったそうです。
「2001年に比べたら迫力が全く違う」と仰ってました。
宇宙好き小学生でしたが、怖かったですね。
新春映画ということだったので、
日付が変わって元旦に見たんですよ。
親が「今日は起きて見てもいいよ」と言ってくれたので見たのですが、
ラストシーンは午前3時頃でしたので、余計怖かったです。
▼以下まだ見ていない方は以下スルーしてください。▼
映像的なこともありましたが、ストーリーもです。
ハルも怖かったのですが、最後乗組員に
少しずつ○○○を外されていくシーンはちょっと複雑な気持ちに。
人は死ぬとどうなるのかなぁって、小学生ながらに考えてしまいました。
そういえば、その予備校の先生が言っていた興味深い話があって、
「カメラの位置や、構図、光と物体の関係を考えると、
どうやって撮ったか、未だに謎のシーンがある!」と仰っていたのです。
20年以上も前の話ですがどのシーンだったか忘れました。
(テレビで「2001年」を見たのは30年以上も前です!)
もう一度、その先生に会えるなら、どのシーンだったか聞きたいです。
たぶん、最初のモノリスのシーンだったと思いますが。
山崎先生、何処か思い当たる箇所はありますか?
月並みな話ですが、
今ではCGがありますけど、
やはり当時の技術はとんでもなく凄かった訳ですよね。
逆に言うと
映画と感じさせないくらい自然に見せる凄さを感じます。
謎のシーンなんてのはあまり感じなかったです。そうそう、それより科学的なことをしっかり考えてやっているのがすごいです。月面で使ったカメラはNIKONがデザインを担当したのだそうです。