子どもの「思い」
2005年 02月 26日
下の絵はそのメッセージカードの表紙です。中を開けると妻と私への感謝の言葉やこれからの決意が書かれていました。このような表現の場を与え、娘に自己を見つめたり、親への感謝の気持ちを芽生えさせていただいた、小学校の先生に感謝します。ありがとうございます。
さて図工・美術の題材もこうでありたい。つまり価値ある題材でありたい。娘のカードは上手な表紙に上手な作文を書くことではないことは、明らかです。その取り組みそのものが大事なのです。ややもすると美術では表面的な表現に目がいきがちです。
図工美術では子どもの「思い」という言葉が指導要領の影響もあって最近本当に耳にします。この「思い」についてもっともっと本気で考えて行く必要があると思っています。
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ウサギの存在に、気づける大人でいたいですね。というか、ちかくにいて、その子のことを見つめていればわかるんですよね。寺内定夫先生が言う「寄り添う」ってことですよね。わかってくれる人がいれば、人は安心して「思い」を込められるんだと思います。「思い」は点数化できない、だから、大事だといいつつも、結局学力低下の声の中で波に呑まれていく・・・そこが怖いです。「心の闇」は、寄り添えなかった私たちの責任じゃないかと思ったりします。
ところで、マスコミ報道を見ていると、大人がこれじゃなあ(自分も含まれるのですが)と思う反面、総合学習関係でこれまで、たくさんの方にであってきましたが、素晴らしい大人はもうたくさんいますね。私は、そんな大人がいることを子どもにもっともっと伝えていきたい。