これは私の学校の同僚の山田さんが指導されたものです。卒業記念作品展として展示します。なお台紙の左下にあいている空間には木彫でつくった自分の名前の表札を貼って展示します。(絵がまがって貼られているのがちょっと惜しいのですが…)
職員室でも話題の作品です。どの子がどんな作品をつくっているのか、他の先生方もその子の別な一面を発見したり。絵を通して子どもが語られています。卒業を前にした子ども達の思いが語られています。
基本は水墨画を描いて学びますが、そのあとは、使う道具もモチーフも自由です。授業の中で山田さんは(卒業記念の作品展でもあるので)生徒に、親をテーマにしたものも一点は描いてみうと提案しました。結果としてこれがよかったようで、そこから広がり「感謝の気持ち」を表した作品も多数出てきたそうです。
一校に美術教師が二人という体制はまれです。本当にこれは、ありがたいことです。「山崎先生、なんか作品飾るのによい方法ないですかね?」「山田さん、やっぱ技法指導の部分減らすと、いいんじゃないかな」「山崎先生、春休み美術室掃除しましょうよ」「いやあ、あの子がこんな作品つくるなんてなあ。」「この作品いいですねー」などなど。