子供が立体作品をつくる。それを撮影する。そこから生まれるもの
2014年 07月 31日
しかも、学校にデジカメがなくても1時間の授業でできます。それを実現させてくれるのがAPA(エーピーエー)日本広告写真家協会です。
webで申し込めば、APAからカメラマンの方々が全員分のデジカメを持参し、授業をしてくれます。
この授業スタイルはAPAと現場の先生(全国造形教育連盟)で何度もやりとりしながら確立されたものです。ご安心を。私も授業をしていただきましたが、1時間できっちり終わります。というより子供が思い切り撮影に没頭できる時間です!
なお、授業をしていただく前にやっておくこと、それは立体作品ができていること、あらかじめ撮影場所を子供自身が考えておくことです。
授業当日は、子供たちの撮影の姿をじっくり観察できます。その姿を見ることで子供たちの頭や心の中で起こっていることが見えてきたりします。
さて、この授業で生まれる「新たな価値」とは、自分のつくった作品を撮影することで、自分の作品のよさを発見するということがあります。
また、APAでは、撮影した写真をもとにコメントを書くことになっていますが、そのことも実にいいです。教師もそのコメントを読みながらいろいろなことに気づきます。
そして何より
APAは、子供の立体作品の素敵さ、子供のよさを広く伝えてくれる団体です。
そうした活動を通して 美術教育の価値を広く世間に発信していただいています。
指導要領改訂前の今年にこの活動に参加することの意味が大きいです。来年よりも、今年。
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