幼、保のこどもの作品3000点を前に200人の保育者の方々と語り合う
2014年 08月 04日
「全国に例をみない、保・幼合同の、そして全県内の園が参加しての研究会・展覧会は、全国に誇れるもの思っているところです。
今回のQ&Ain島根や、以前の美術教育学会での松岡先生のご発表により、現場の保育者の方々も一層意欲を高く活動を進めていくことができそうです。
200名の保育者の方々と3,000人以上の子どもたちの表現に向かい合い、言葉を交わしながらの審査会は、とても壮観で情熱的な光景です。
参加者の皆さんで、作品の向こうにある、一人ひとりの子どもや、生活、保育を語り合うわけです。あくまでも作品を作ることが目的ではなく、作ることで次の活動や生活の充実を願う、つまりは造形活動を中心に据えて保育・教育、子どもの成長や環境について考える会になっているところに、大きな意義を感じております。」
以上、福井一尊さんのお話です。
(山崎感想)島根で起きていることは、やはりすごいことです。幼児の絵を通して、生活、保育を語り合うということを200人の保育者と共有して、続けているということです。それも、もうすぐ10年になろうとしています。
こどもに立派な作品を描かせよう、つくらせようとしていることとは全く違います。ここで語られていることは図工美術教育はどうあるべきかという本質にかかわる内容でしょう。