「キミのアトリエ」報告1
2016年 12月 27日
幼児にとっては楽しい表現の場であり、開催する私たちにとっては、幼児の造形的な活動を通した学びについて検証していく場でもあります。そして保護者にとっては子供の行為とその意味を考える場になります。
山崎としては「美術による学び」について乳幼児期から中学生あるいはそれ以上のスパンで考えていく場でもあります。その年齢だからこそ、できること、やるべきこと、などもよ一層はっきりしてくるでしょう。
保育士の奥平さんはレッジョ・エミリアに2度も視察研修に行き、教育観が大きくかわったといいます。(「 2016美術による学び研究会北海道大会」で視察研修の報告)。
「キミのアトリエ」では、単にレッジョエミリアの方法を取り入れるというわけではありません。彼女の子供をとらえる視点のするどさは今年8月に開催した「造形表現、図工、美術の時間展」で見る人に共感を与えました。彼女のこうした視点は、2008年「全道造形教育研究大会石狩北広島大会」で提案させておただいた「子供の頭や心の中で何が起こっているのか」と重なってきます。
そうしたことから「キミのアトリエ」ではビデオや写真、あるいはテキストよる記録(ドキュメンテーション)を大切にしています。
実際の子どもアトリエと教育者養成科が合体する事で、重層的な学びが展開されそうです。
どなたにも無理なく、そして長く続けてくださることを、願います。