「キミのアトリエ」報告2

 第1回目と2回目で、私達が大切にしたことは「環境の構成」です。何かを投げかけて活動を誘うということはせず、様々な「材料」や「用具」を準備し、それを子供たちに自然な形で提供したのでした。2才児から6歳児までの子供が来てくれたのですが、子供は夢中で活動し、あっというまに2時間が過ぎていました。
 用意した環境が彼らの活動を触発するのです。
 今回は、こうした概要の報告ですが、子供の学びを分析した写真なども公開していきたいと考えています。
 なお、1回目では保護者の方々に「子供と関わる場合は、活動が主体的になる方向がよいと思います」ということを提案させていただきました。
 なんと2回目、保護者のみなさんの子供との距離感がすごくよい感じになってきました。保護者のみなさんが共通して言われたことは、家ではこうした活動はなかなかできないとのことで、大変喜んでくださいました。
 3回目と4回目が楽しみです。
(なお、写真掲載については保護者の許諾を得ています。ありがたいことです。)
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Commented by 石垣文子 at 2016-12-27 14:49 x
作品は、お持ち帰りですか?
次回まで飾れる場所があると素敵ですね
Commented by yumemasa at 2016-12-27 17:11
すぐに持ち帰りしたくなるので、大きな袋を手渡します。つくったものを手にさげてうれしいそうに持ち帰る姿は、いいなあと思います。たくさん、つくったものは、研究室にあずかって置かせていただいたのですが、幼児教育コース以外の大学生でも、子どもの作ったものをを見る目があたたかいです。

Commented by いなかのむすめ at 2017-04-05 22:06 x
はじめまして。地元を題材に地域活性化やリノベーションについて調べている学生です。
同研究室の友人から山崎先生のブログを教えてもらい、拝見させていただきました。

先生の「用意した環境が彼らの活動を触発する」という言葉を受けて、在籍している研究室の活動の一環で行った子供向けのデザインワークショップでも、そう感じたことがあったのを思い出しました。
自分が「子供」というカテゴリーから離れていく毎に、「これは変かもしれない。おかしいかもしれない。」と、自分で自由な発想を消していると感じることが多くなったように感じます。これからの社会を担っていくのは子供達なので、その子供達の発想力を育むことは地域活性化にもつながるのかなと思いました。

今後も山崎先生のブログを拝見し、学ばせていただければと思います。
Commented by yumemasa at 2017-06-30 10:08
こうして感想を聞かせていただいて、ありがとうございます。励みになります。材料や行為から発想が生まれることも、ありますよね。画材屋さんにいくと、これを使って何かを作りたくなるとか、

これからの社会を担う子供達のために互いに工夫してきましょう。
by yumemasa | 2016-12-27 08:27 | Comments(4)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明
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