8月3日−5日「新しい絵の会」図工美術教育全国大会
2005年 07月 05日
「どの子にも表現する力と 生きるよろこびを!
美しいものを美しいと感じる心を 人とかかわることへのうれしさを
ものをつくる楽しさを すなおに表現できる楽しさを
・・・しなやかでゆたかなな感性と生きる力を育てたい
──21世紀の子ども達とつくる図工美術教育のめざすものは──
そして次の言葉が添えられています。
「子ども達は、どんな願いをもって今を生きているのでしょうか。子ども達の作品は、私たちにたくさんのことを訴えかけてきます。子どもだからこそ何の飾りも無く素直に表現してきます。その強さと率直さから様々な気持ちや願いに気付かされます。
幼児・小学生・中学生・高校生・障害児と、その発達にあわせて表現の可能性と表現することの意味を学びあいます。『生きる喜びにつながる美術教育』をめざし全国の仲間と実践交流しませんか。」
(山崎の感想)子どもの絵が訴えてくることの意味、これをとらえることは、とても大事なことなのですが、研究会ではややもすると表面上の技術(巧みさ)に目を奪われてしまいがちです。どう指導したのかということも大事でしょうが、「なぜその題材を設定したのか」を深く考えなければならないと思います。
「新しい絵の会」は、かつて「山本鼎が提唱した自由画教育」の主張や「生活綴り方」の運動などの革新性に共感し、戦後の日本の美術教育を真に民主的に発展させようとして1959年に発足しました。
子どもの現実生活を基底とした新しい美術教育の方向を開拓しようと運動が始まりました。
今を生きる子ども・青年の表現を尊重し、生きる希望を学ぶ喜びを大切にしながら、未来をになう主権者にふさわしい人格や能力・豊かな感性を獲得していくことのできる美術教育を目指しています。(サイトから引用)
機関誌「美術の教室」を年2回発行しています。
《関連サイト》
★「ぼくのパレット」
サイト管理者である三嶋眞人さんは、『美術の教室』編集委員会の委員をされています。
三嶋さんのサイトに次のような言葉がありました。
「人と人のつながりが薄くなって、理解し合えない人間関係の中で起こる悲劇を日常的に見る昨今、芸術教育の益々の重要性を感じるのです。自分の気持ちを相手に伝え、相手の気持ちを自分のものとする。そのような心の交流を「生きる力」と言うのなら、美術図工教育でも、思いのこもらない、投げやりな造形やお手本写しの方法論は今一度検討しなくてはならないでしょう。今回の特集を『「生きる力」と美術図工教育』としたのは私たちの実践も又、常に時代とともにありながら、「新しく」ありたいと願うからです」
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★題材設定の理由(豊かな美術教育を!)
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