秘密の木(夏キャンプで寄り道・その1))

北見市から近い津別には私と娘の「秘密の木」があります。この木と出会ってから5、6年になるはず。
なんとも不思議な木で、いつ行っても必ずクワガタがいるとう木。
今年は、なんとカブトムシがいました。津別では珍しいのです。(以前は北海道にはいなかったカブトムシも相当分布が広がっています)
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私が小学生のとき、昆虫図鑑をながめていると、このような写真がありました。自然の中にいるカブトムシを見てみたいと憧れたものです。私が子どもの頃はカブトムシは北海道にはいませんでしたから。理科の教科書を見て、そこに北海道にいない昆虫がたくさん紹介されていて、この教科書をつくった人たちは北海道の子どもの気持ちを考えてくれないなあと、東京中心の考え方をいやだなあと思ったものです。
そうそう、当時は社会科の教科書に「コロンブスのアメリカ大陸発見」と書いてありました。「発見?」「変だなあ、アメリカには人が住んでいなかったのだろうか?」話が脱線しましたが、この「秘密の木」スズメバチも時々きているんですよね。
  
ところで JA津別の特製ジンギスカンのたれは抜群においしい、甘口ですが香辛料もきいていてジューシー。津別に行く楽しみのひとつです。



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↑屈斜路湖から津別峠をのぼる。森が深い。観光バスは来ないだろうなあ。峠越えは美幌峠が一般的。
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↑津別峠から屈斜路湖を望む。
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↑津別峠からの眺め。撮影していたらトンボ(ヤンマ)が飛んできました。よく見てくださいね。
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秘密の木の前で記念撮影。今度、この木の前に看板をたてようかな、「山崎家御用達の秘密の木です」

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Commented by Dai_chuan at 2005-08-13 22:59 x
クワガタが常にいるとは珍しく羨ましいです!!
僕の子どもの教室に通ってる男の子でクワガタマニアがいるのですが、彼は色んな世界のクワガタを飼育しています。

そして、買うときの注意事項を聞くと、日本のクワガタと国外のクワガタの交尾と言ったんです。オリジナルのクワガタの絶滅に繋がるからと。

もしかしたら買うときにお店の人に言われたのかも知れませんが、子どもの口からこんな言葉が出るとは、現在の子どもはホントに物知りというか、知識レベルが高いです。

「コロンブスのアメリカ大陸発見」は僕も当時??って思いました。
今でも文化至上主義的な視点の発言で好きではないです。
Commented by yumemasa at 2005-08-13 23:17
だいすけさん、私の家にも今ヘラクレスカブトムシがいます。ある意味禁断の昆虫でしょう。数年前輸入規制がとけ、出回るようになりました。飼育すると自然界では成虫になる確率が非常にすくないはずなのですが、増えて、増えてこまります。結局飼いきれなくなって手放すのです。実はオオクワガタの純国産種は激減するかもしれないといわれています。
話は変わりますが、本当に必ずですから。しかも北海道でとれるクワガタはすべてこの木で発見しました。
「コロンブスのアメリカ大陸発見」って言い方は、先住民(インディアン)から見ると侵略する側の見方ですからね。昔のアメリカからやってきたテレビ番組では先住民が野蛮な民族として描かれていましたし。
Commented by にしおりゅういち at 2005-08-14 00:00 x
秘密の木 

導入で据え置かれたこの画像はやはりそういう意味でしたか。
こちら熊本では、以前は山奥まで行くとミヤマクワガタが見られたんですが、最近はさっぱり見ません。金色の毛が綺麗なんですよね。
それはさておき、コロンブスのアメリカ発見はネイティブ・アメリカンにとって厳しい歴史の始まりでもありました。コロンブスそのものは何の罪もないかと思いますが、声が大きいものの勝ちというのは今も昔も変わりません。

私たちがベトナム戦争と呼んでいるものは、ベトナムではそのようには言われていません。対アメリカ戦争となっています。
ベトナム(ホーチミン)の戦争資料館へ行けば、枯れ葉剤にやられた○○のホルマリン漬けが展示してあり、アメリカがどれだけ非道なことをしたか知ることができます。
物事を相対的に見る目を養い、何が真実かを見抜ける力が今も昔も必要なのだと感じます。
Commented by yumemasa at 2005-08-14 00:22
にしおさん、知りませんでした。ベトナム戦争の呼び方。戦争記念館を建てるというのは、大事なことなのに、原爆の図の丸木美術館が存続の危機にあると知り、なんとかできないものかと思っています。
あそこには水俣や南京の絵がありますから、なくなった方が都合のよい人もいるかもしれません。
総合学習で身体に障がいを持っておられる方が、私は子どもの頃見えない存在にされていました、と語り、枯れ葉剤でも僕のような子どもがたくさん生まれたんですと話しておられました。子どもたちはとても驚いていました。
にしおさん、今回のコメントで認識が新たになりました。ありがとう。
Commented by にしおりゅういち at 2005-08-14 23:56 x
ジンギスカンを美味しく食べれると言うことは、羊さんは大丈夫なんですね。うらやましいです。
以前は羊さん大好きでよく食べていたんですが、トラウマができそれ以来ダメになりました。
これじゃいけないと思い、フレンチで上手に料理したラムを食べに行ったりもしたのですが、それさえも受けつけることができませんでした。
美味しく食べれる日はいつやってくるのでしょうか・・・

Commented by 山崎正明 at 2005-08-15 01:47 x
にしおさん、そうなんだあ。ジンギスカンは、味付きとタレにつけて食べるのと、2種類あって、味付きなどは炭火で焼いたら味が濃くなりすぎるし、鉄板焼きだとなんだか煮たような感じになるし、ここはひとつ北海道オリジナル鉄鍋においしいタレ。最近はこのパターン。タレはベル食品とソラチ農産などが有名で、味比べをしながら、いただく。私はJA津別のオリジナルタレに感動。云々。
Commented by にしおりゅういち at 2005-08-15 02:55 x
貴重なページを使ってすいません。読み飛ばしてください。

「羊と私」 その1

羊との本格的な出会いは1986年頃にシルクロードのカシュガルというところを旅してた頃です。私は教員採用試験を受けずに大学を卒業し、さすらいの旅に出ていたので時間はたくさんありました。
現地ではシシカバブという串焼きや麺類の上にドカッと煮込んだ羊をのせたものがポピュラーです。イスラム圏なので至る所に羊料理があり、ほぼ毎日羊を食べてました。
時を経て
ジンギスカンは本場?モンゴルでいただきました。
氷点下のゲル(中国ではパオ)の煙突に肉を貼り付けて焼くんです。あの独特の匂いがゲルに充満します。そのころは、まだ食べれてたので美味しくいただきました。もちろん、鉄兜みたいなものでも焼いて食べました。


Commented by にしおりゅういち at 2005-08-15 02:56 x
「羊と私」 その2

切っ掛けは2回目のモンゴルでおこりました。
短期滞在で8日間いたのですが、羊料理が多いこの国では、朝・昼・晩、様々な形をとりながら羊料理を食べ続けたすえ、その独特の匂いが気になるようになってきました。「もう食べたくない」と思ったところで、吹雪のため飛行機が飛ばず帰国延期。空きっ腹に羊をいれたところ腹をこわしてしまいアウトとなってしまいました。
次の年に行った国がイラン。イスラム圏内なのでもちろん羊の王国。
この頃は羊の匂い過敏症になっており、アルコール類は御法度なので辛い毎日を送ったのはいうまでもありません。
かくして、それからというもの羊が苦手になってしまい、食に関する唯一のウィークポイントとなってしまったのです。
ああ、あんなに美味しかった羊はどこに行ったのだろう。
いったん刷り込まれた情報を消し去ることができるのだろうか。
食べたいけど、食べたくない。
羊さんとの格闘はまだまだ続きそうです。
Commented by 山崎正明 at 2005-08-15 06:13 x
「羊と私」を読んでいるとき、頭の中で西尾青年が雄大な大地を歩く姿を想像しました。それにしても短期滞在で8日間とは!
いろいろ歩いてるんですね。
これからは羊を前にしたら美しい風景を思い出しましょう。
いやあ、それにしても、一体何カ国歩いているのかなあ。あー、すごい。
でも、おもしろいなあ、ブログのコメント、こんなことに使えるんだなあ。
Commented by にしおりゅういち at 2005-08-15 10:48 x
当時の愛読書は「地球の歩き方」で、今まで24ヵ国を歩いています。
最近は根性なしになり、近辺諸国がもっぱら。
宝くじでも買うか・・・
Commented by yumemasa at 2005-08-15 23:39
24?!正直驚き。すごすぎます。
Commented by fubuki210 at 2005-08-16 00:49
虫は苦手なので、ちんぷんかんぷん。カブトムシとクワガタの区別すらつかず(笑)、カブトムシを見て、変わったクワガタだな(笑)~と思っていたら、そもそも北海道では外来種、だったんですよね。妙に安心した記憶があります。(笑)
それはともかく、こういった生き物や植物の侵略を見ていますと、近い将来、地球は一つ!ってスローガンができるかもしれない、と思ってしまいます。
また、学校教育の東京中心的思考も嫌ですね。blogをはじめて、全国の方々と会話をすると、北海道の植生があまりに違いすぎることを、みなさんご存じなく、今更のように驚かれます。逆に考えると、北海道人の方が、日本の中のバイリンガルかもしれませんが。それも、いいかも(笑)
ヤンマ、見えました! いいタイミングでしたね♪ 
Commented by yumemasa at 2005-08-16 11:08
fubukiさん、
東京中心思考は東京の方は気がつかないと思うのですね。たぶん。
「ファウラ」のような本がどんどん売れるような文化になればいいのに。
Commented by まいける東山 at 2005-08-18 00:32 x
「東京中心思考」ですが、東京の人は、気が付いていませんね。

多くのビジネスが、「東京中心思考」で、展開し、失敗を繰り返しているのに、まだ、気が付いていないようです。

それに加え、東京の人は、東京という地域文化について、無知であることが多い上、地方に対しても無知です。
つまり、「東京中心思考」の中に紛れて、知っているつもりになっているだけで、日本で一番無知な人が集まっている街が東京だったりします。
だからこそ、「東京中心思考」で、ビジネス展開をすると、良く現場を知っている、地方の人に、無知な人のためのあまり有益でない事だという事を見抜かれ、地方展開が出来ず失敗するし。無知な人は、無知なママなので、ビジネスも告知を続けない限り忘れ去られる。
そして、告知などにお金が掛かりすぎるという事も含め。ビジネスが破綻する。

「東京中心思考」は、あまり生産的ではないですよね。

ちなみに、私は、関西弁(神戸弁、大阪弁)、関東弁のバイリンガルです。
しかし、関東弁とはいえ、同意するときの「そうだよねーーーっ」という部分だけ、なぜか、札幌地方の北海道弁に近い。(職場に、北海道関係者が多かったせいかも)
Commented by yumemasa at 2005-08-18 01:06
東京中心思考で失敗ですか。なるほどなあ。そう言われてみればなんとなくわかるような気がします。
私は、毎年1回ですが、まる2日間、道内のいろいろな地区の先生と話し合う機会があります。私も札幌圏の人間ですから、自分の発想が都市部の発想だなあと思うこともあります。
今回の東山さんのコメント特におもしろかったです。
実は私の母の実家が農家なので、農家からみた都市の見え方というのも叔父や叔母からも感じ取れたと思います。私も農業を二ヶ月ほどびっしり手伝いました。そこから見えてきたこともたくさんあります。
by yumemasa | 2005-08-13 08:40 | 外遊び | Comments(15)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明