最近ちょっとおかいしいぞ、このブログ

 ここのところこのブログ「美術と自然と教育と」は、どうもへんな感じになってきています。酒井式に関連する記事が増えてきて、明るい提案がないじゃないか!攻撃的になっていないか?山崎くん。

最近ちょっとおかいしいぞ、このブログ_b0068572_19224973.jpg 先日、全道造形教育研究大会のプレ大会がありました。
 公開授業の子どもの姿がよかったし、助言者として参加してくださった奥村高明先生(文部科学省初等中等教育局教育課程 教科調査官)の提案も非常に示唆に富んでいて、おもしろかったです。
 奥村先生がビデオによって子どもの活動する姿の分析をするのですが、子どもが何を学んでいるかが見えるんです。しかも、その分析が深いのです。研究手法としても非常にわかりやすいものになっています。
そして子どもを見る教師の視点が変わる。これは大きなことです。

 実は95年の全道造形教育研究大会で子どもに身につけさせたい基礎基本が身に付いている様子の映像化を試みたのでした。そのあたりから私の授業への意識が変わってきたように思います。

 研究協議もジョークを交えながらも質の高い、かつ楽しく元気の出る内容でした。60人もの人が参加しての研究協議であれだけ内容の濃い話し合いができるのは、すごいことです。
 札幌市の造形教育連盟はトーンが明るいのです。そして授業がよかった。子どもの姿が。この授業は共同研究としての成果でもあります。チームとしての力が感じられました。

 で、しみじみ思ったこと、それはやはり子どもの姿を通してこんな力が育ってますよ!ってもっともっと言っていかないといけないということです。

 で、去年はこんなこと書いていたんですね。ホームページの方に。

 ☆ 学ぶ姿

 実は、今もすごく注目しているんです。子どもの学ぶ姿に。すると授業改善の先が見えてくるんです。

最近ちょっとおかいしいぞ、このブログ_b0068572_837134.jpg(追記)

奥村高明先生の話された内容の一部は
初等教育資料
No.800平成17年10月号で、述べられています。
10月号は図工の特集です。
特集「子どもたちのよさを生かす学習指導要領の創造的展開(図画工作)」に写真入りでくわしく述べられています。
Commented by somethingt at 2005-10-10 01:05
確かに最近「酒井式」にある種「振り回されて」しまった部分を自分も感じることがあります。本当はもっともっと「子ども」のことを伝えていきたいと思っていたはずなのに…。酒井式は常に意識しつつ、子どもの姿を追いかけようと強く思うようにもなりました。
さて、このプレ大会。面白いですね、ビデオによる分析。子どもは作業中に様々な表情の変化を見せますから、ビデオだとそれがわかりやすいですしね。
Commented by yumemasa at 2005-10-10 08:45
岩田さん、奥村先生のこの提案は、よかったですよ。研究集会でも近年大事にしている「子どもの姿を語る」部分をより客観的に考える手法です。
岩田さん、ブログで地域に関する取り組みなど書いたら、よろしければ「北海道の造形教育を考える」の掲示板に書き込んでください。
Commented by somethingt at 2005-10-10 20:46
掲示板の方ですね。わかりました・・・っていうか気がつかなくて(気が利かなくて?)申し訳ないです。あれこれブログ関連が増えて見てまわっているうちについつい見落としがちになってしまって(^^;) 今度からそうしますね。
Commented by yumemasa at 2005-10-10 21:11
北海道の方を盛り上げていきたいんです。まだまだ知られていないのが現状かな。それにしてもブログが増えましたね。ヒント集はいろんなブログがカテゴリー別に見られるので、そっちもゆっくり育てていきたいです。実はもう一つブログを始める予定。ただし更新頻度はすくなくなるそうだけれど。
by yumemasa | 2005-10-09 19:17 | Comments(4)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明