騒音と騒色

騒音と騒色_b0068572_19315797.jpg
 支笏湖は本当によく出かけます。しかしこの湖畔沿いの繁華街(?)は滅多に来ません。ここに近づくと雰囲気が台無しだからです。まずラジオや音楽の音が聴こえてきます。自然が発するせっかくの音も楽しめません。
 
 そして看板類のどぎつい色、街の繁華街がそのままという感じ。派手にしても売り上げは上がらないと思うのですが…。音も色もなんとかしてくださいという感じです。お金をかけずにちょっと配慮するだけで違うのになあ。国立公園の中なのに、どうにかならないのでしょうか。
騒音と騒色_b0068572_19324312.jpg
下の写真は近くにある公園。この落差。
騒音と騒色_b0068572_19322065.jpg
層雲峡ではこうした観光地の調和ある商店街つくり頑張っています。コンビニの看板(セイコーマートのオレンジ色が茶色にしてあります)も、ここでは周囲に色を合わせています。やはり意識の違いです。

 私の家の近くに昨年「joshin電気」が出来ました。建物全体がどぎつい黄色、看板は彩度の高い赤。自分のところだけ目立てばよいという考えですね。店に入ったら大音量でプロ野球の球団の音楽が…。もうやめてくれ!という感じで。

 必要なものだけ購入して出てきました。もう北広島も住民もなめられています。ここまでいくと公害になります。

 実はこのあたりの問題はすでにフィンランドが環境教育の中で取り組んでいます。私の持っている環境教科書のコピーは30年以上も前のものです。どなたか、最近の事情をご存じないですか?本当は行って確かめてみたいのですが。

都市景観とカラーボキャブラリー

フィンランドの環境教育(その1)

《追記》

 JOSHIN電気は北海道の地方にも出店しつつあります。確かに目立ちます。しかし地域の景観をこわしています。本店にはこの記事についてメールを出しておきました。
 返信が来たのは北広島店でした。「ご迷惑おかけしています。」とのことでしたが、問題は本店の方針なんだと思いますが。
by yumemasa | 2006-01-10 19:33 | 子どもの文化環境 | Comments(0)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明