石狩の実技研修会に参加

石狩の実技研修会に参加_b0068572_14593341.jpg27日(土)石狩管内教育研究会図工美術部会の実技研修会「学習意欲を高める紙工作」がありました。
 講師は北海道造形教育連盟顧問の伊藤善彬先生です。一見、工作の作り方の研修のように思えますが、実技研修をしながら実際は理論研修になっています。
工作では伊藤先生が身近な材料をもとに、あっと驚く工作を例示してくださいました。
やはり優れた実技研修は講師の方の教育理念が鮮明に出てきます。
最後は、参加者がつくったものをものを発表。まったく違った物になります。これは授業でいうと鑑賞の時間。模擬授業という言葉は使いませんでしたが、ちゃんとそうなっていました。短時間に工作の研修を通して授業作りのあり方について学べるようになっています。
笑顔とユーモアの中、しっかり学べる2時間でした。



石狩の実技研修会に参加_b0068572_15132744.jpg

*「教材観」とは
 か 感性のゆさぶり
 き 興味・関心
 く 工夫発展 入り口が同じでも、ちょっとした工夫でみんな違う物ができる
 け 経験を生かす 既習事項をいかす
 こ 個性を生かす

*「支援」とは(幼稚園では援助と言っている)
 は 励ます
 ひ ヒント(情報を提供する)
 ふ 振りかえる
 へ 並走(寄り添う)
 ほ ほめる(具体的に)
  →一人一人の活動場面に寄り添った指導(40人いたら40通りの指導)

「幼稚園のうちに子どもをかためちゃいけない。」という伊藤先生の言葉が印象に残りました。
by yumemasa | 2006-01-29 15:03 | 美術教育の研究 | Comments(0)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明