今年で4回目となった春山登山(…と言っても山頂は目指しません。山歩きと言った方がよいかもしれません。でも今回は調子がよければ頂上をと思っていました)
今回は三段山から十勝岳や富良野岳を眺めるというのが、一番の目的です。娘はスケッチがしたいと言っていました。
吹上温泉から登りました。雪面には無数のシュプールがありました。これまで行ってきた三段山やオプタテシケ山方面と違い、積雪期としてはポピュラーなルートです。今回はツボ足(スキーもかんじきも使わない)です。歩行にストックを使うと楽だというので使ってみました。
午後3時から登り始めましたので、この時間帯ではもう登る人は誰もいません。
前十勝岳から噴煙がまっすぐにあがっています。風がなく、実に穏やかです。
富良野岳がはっきりと見えました。学生のとき、正月に富良野岳に登りました。その時は悪天候が2日続き、テントが雪でつぶされそうになりました。やがて快晴。北尾根というルートから登りましたが、スキーを背負って、ザイルやアイゼン・ピッケルを使っての登山でした。下山は別ルート、雪洞を掘って泊まりました。うーん、なつかしいです。今はそこまではしないなあ。やってみたい気もちらりとあるけれど。当時の登山で感じていたのはそのハードさが楽しかったのです。その場その場で出くわす状況をどう判断し、どう対処するか、自分の知識と経験を総動員しての判断になります。
しかし、娘との登山はゆったりゆっくり、景色や会話を楽しみながら、これはまた魅力的です。頂上を目指さないというのも、無理せずすぐ引き返すってな感じで気持ちにゆとりがあります。
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三段山に行ってきました(その2)