形式主義と内容主義
2006年 06月 15日
「 国語ではこの題材は今は一般的ではないですよね。」と聞いたところ、国語には形式主義と内容主義というのが、あってね、もちろんどちらの立場でも両方の指導はするのだけれども、どちらに軸足を置くかということかな。」と教えてくれました。
私は美術教育は国語教育にもっとも近い位置にあると思っています。
さて、その彼に「1年生ではやらないでしょ。3年生ですよね、やっぱり。」と言うと「そう、3年生、しかも中体連(部活動)が終わったあとね。S先生なんかも同じこと言っているよ。」私もこれはまったく同じでした。3年生なら中体連もっと言えば学校祭が終わったあと、深みが違うのですね。
私がやっているような「自分という人間の存在証明」という一つの授業で様々な取り組みをするというものは、3年生だからこそできると考えています。
表現主義と形式主義、果たしてこの言葉が一般的なものかどうかはわかりませんが、美術にもあります。FOR ART(美術の教育)とTHROUGH ART(美術による教育)という言葉があります。
美術教育を通して何を育てようとしているのかを考えたとき、あるいは教科の存在理由を考えたとき(もちろんその題材によってそお重み付けは違いますが)しっかり押さえて押さえておかなければならないことだと思います。いわば車の両輪のようなものでしょう。
「自己を見つめて」の話題と重なって、ちょっと驚き(笑)。
確かに、学校祭が終わったころの時期が深まりますよね・・・。
対話型鑑賞授業に関連してのご紹介、ありがとうございました。
http://yumemasa.exblog.jp/1794290/
http://yumemasa.exblog.jp/1818953/
また、全国教育研究集会では以下のような発表がありました。
http://yumemasa.exblog.jp/1690074/
いろいろな方の実践を知ると学ぶことが多いですね。