体験学習についてじっくり考えてみたい(その2)
2006年 07月 23日
☆人間関係づくりプログラムの学校導入にむけた、ラボラトリー方式の体験学習研修会
ここで、なるほどという言葉を発見!
その言葉は「わかちあい」です。
以前は高知のCAMERAさんに「PA・プロジェクトアドベンチャー」について教えていただき、その関連でとっても大事な言葉を見つけました。(CAMERAさんありがとう!)
その言葉が「ふりかえり」です。
この言葉「総合学習の授業」でよく使うようになりましたし、今は美術の授業でも「ふりかえり」を大事にしています。
さらに私自身が「PROJECT WILD」というプログラムに参加し、そこでも「ふりかえり」がいかに重要であるかを再認識したのでした。
その後ふりかえったことをみんなで共有することが大事だと実感していました。そのことを「わかちあい」という言葉で言うと何だかピンと来たのです。表現の授業でも鑑賞の授業でも大事な考え方です。
今日「体験学習」のサイトを見ていて自分の授業の甘い部分が見えてきました。
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☆PROJECT WILD (その1)
ふりかえり。5年以上前はポートフォリオでしたが。
これもふりかえり、のために使われたものですね。
新しい研究ばかりに目が行きがちですが、私たちも古きよき伝統を紐解いて「ふりかえり」ながら前に進みたいですね。
「ふりかえり」そうですね、SYNさんの言葉で「あ、そうか自分自身のあり方にも当てはめればいいんだ!」と思いました。
実は私の所属する石狩ではシンプルな言葉で子供達に育みたい力を考えています。「くらべる」「つなげる」「見通す」などなど。うれしいコメントでした。
よくよく考えると、美術や図工は「体験学習」そのものなんですね。自己表現とか、過程にも目を向けるとか、「答え」は人それぞれ違ってもいいとか…。今の環境教育や体験学習でよく使われる言葉は、実は美術教育の中には昔からあったことではないのでしょうか。それからすると、「体験学習」と呼ばれるものの中に、美術(図工)関係の方とのつながりがあまりないのは不思議です(演劇的手法は最近良く取り上げられていますが)。
それにしても、横文字の多いこと(特に環境教育系)には私も疑問を抱きます。横文字でわかったようなつもりにならないで、「日本語表現」を大切にしていきたいです。
言葉も本当にそうですね。未だ横文字や難しい言葉を使うと格調高いみたいな雰囲気があります。海外から取り入れた概念であってもやはり出来る限り、わかりやすい日本語にすべきだと思っています。そのことをより多くの方々に知っていただきたいと本気で考えているならば。
もちろん中には和訳が困難なものもあるでしょうが…。