対話型鑑賞教育について異業種の方から学びました
2006年 08月 20日
さて、先日wada-tsu-umiさんのブログを訪ねたら、この写真に目がとまりました。その記事には次のように書いてありました。「カメラを持つと知らない世界がどんどん見えてくる。そして知らない世界がどんどんひろがっていく。」
そして、その記事のコメントに下のようなことが書かれていました。
「自分の目線だけで物事を見ていると自分の考える世界だけしか見えないけれど、人の目線や考え方が自分にフッと入っただけで見えてくる世界は何倍にも広がるねぇ。それはとても素敵なことだと思う。ありがと~」
この言葉こそ今注目されている対話型鑑賞授業の魅力を端的言い表している気がしました。
そして wada-tsu-umiさんのブログのあいさつには次のようなことが書かれていました。
「同じものを見たり、同じ場所にいたりしても、人はちがうことを感じることができる多様性と、感じたことを共有しようとする意志と、完全とは言わないまでも共有できるだけの能力を持った生きもの。けれど、ものを伝えるということは難しい。自分の「感じ方」というものも、自分という歴史のなかで形作られてきたもので、自分ではない誰かの「感じ方」と結びつくためには、ひどくたくさんの言葉が必要になることもあるし、すれ違うことだって多い、それは当然のことでもある。」