幼児の時を大事にしたい
2006年 11月 12日
そしてその都度、対処療法。文部省(当時)では「道徳教育」の充実を強調しだしました。そして「愛国心」。いまは「教育基本法」を何が何でも変えればよいという姿勢。
子どもが生まれてから小学校にあがるまでの、その大事な大事な時間をどうするか、教育論ではそこを大事にするべきでしょう。すぐに成果は出てきませんが…。ましてやテストの点数で測定する事も不可能。
子どもは未来からの贈り物です。そして世界は、この子ども達にやがては支えられていくわけです。
これだけ経済格差が広まったのですから、小さな子どが育っている環境も大きく違います。小学校にあがるまでの貴重な時間、どの子にもよい環境を保証してあげたい。教育の機会均等は小さな子どもの段階を手厚くしたい。やはり国の教育予算をこちらにこそ、注ぐべきでしょう。「三つ子の魂百まで」って言葉があります。
ただし、早期教育ということを言っているのではありません。
だって「早寝・早起き・朝ごはん」を国家として推進しなければならない時代なんですから。
保護者の責任で、ということもあるでしょうが、同時に若い親御さんへの子育て支援をもっともっとしていかなければならないでしょう。もちろん金銭的にも。地域の教育力という事も若い親御さんに対しても発揮させなければならないのかもしれないと考えています。
《関連サイト》
☆ ドイツの「森の幼稚園」…幼児期の自然体験はとってもとっても大事だと思っています。自分の子育てを通してそのことを実感しています。子どもと共に自然界に足を向ければ、また親としても子どもの中に何を育てていかなくてはならないか、何が大事なのかが見えてくるような気がします。
☆ てのひらえほん…寺内定夫さんは現代の教育課題の具体的事例をとらえたうえで、ここで様々な提案をされています。親のあり方についても様々な視点で述べられています。
☆ 絵で聴く子どもの優しさ
☆ センス オブ ワンダー
幼児教育に力を入れるべきということや若い親御さんへの子育て支援の大切さは、もう少し考えを深め、教育再生会議の方に意見として出したいと思っています。(300字かあ)
何というか、人生をよりよく生きていく根っこの部分がやはりもっともっと話題にされるべきでしょうね。
小さな頃絵本を読むのだって文字をはやく覚えるためと思っておられる方もいますが、それは副産物でしょうね。親に読み聞かせに愛情を感じたり、想像力を育んだり、本に興味を持ったり、それはもちろん、子どもの学ぶ意欲を育てることになるでしょうね。
「親」といっても、皆聖人君子なのではないのです。子育てのプロでもないのです。だからこそ、周りとのかかわりが重要なんだと思うのですが。
うっかりおせっかいを焼くと、「不審人物」扱いされたり親に怒鳴り込まれたりという地域社会の中では、親・子ともに不幸です。
親子を取り巻く地域や社会全体のあり方をメスをいれるべきだろうと思います。というか、解決策ですね。
それは今のいじめをどうするか、ということもそうですが、一方でやはり乳幼児期ですね、これ。
地域のボランティアの方が不審者扱いされてしまうというのも私も聞いた事があります。
しかし、全国にはうまく機能している例もあるでしょうから、マスコミにはこのあたりも取り上げてほしいです。
教育基本法改定案が通ってしまうと、個々の内面を無視して、画一的な愛国心など「国に役立つ資質」を押し付ける「教育」が行われます。これでは、違いを認めないなど、いじめに見られる強制とまったく同じです。格差教育を容認して、弱者の切捨ても可能にします。ここから子どもたちが学ぶのは、強要、競争、対立、排除といった関係だと思います。
12・5 国会前一万人集会ほか
http://www.kyokiren.net/_action/rinji
時間 : 18時~19時
アクセス : 地下鉄千代田線・丸の内線「国会議事堂前」駅下車3分
主催 : 教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会
国会議員に意見を言うなら
http://www.kyokiren.net/_misc/san-toku1
国会前アクションの様子(ビデオ)
http://vpress.la.coocan.jp/vptv.html
教育基本法を十分な論議なしで、強行に変えるなど…第一そんな決め方をしている姿を子どもに見せられるか、ということもあります。
北海道にはアイヌ民族もいるのですが、見えない存在なのでしょう。
私も集会に参加してきました。共に頑張りましょう。
13日以降が本当の正念場になりそうですね。ご存知かもしれませんが、6日のヒューマンチェーンでは「ザ・ニュースペーパー」が安倍首相のモノマネをしてくれまして、大うけでした。ビデオはこちらで観れます。
http://henrryd6.blog24.fc2.com/blog-entry-206.html
取り組み私の地域でも職場でも進めています。互いに頑張りましょう。