教育基本法をめぐって

 教育基本法を推進することを前提とした莫大な費用を使いながらタウンミーティングのやらせ。さらに強行採決の前には教育関係者から現場の声を聞く機会をつくりながら…。国民の多数が早急に教育基本法を変えることを望んでいないという数字も出ていた。「とにかく教育基本法をすぐにでも変える」それだけが先行。いじめと自殺、高校の未履修問題ほか様々な教育の深刻な問題点が出ている今この時に、教育の根幹をなす教育基本法について論議されることはなかった。
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さて、今後どうするか、どうなるか…。いろいろ考えてしまいます。
 
 これからは、最初に国があっての教育になってしまう、もちろん、それ自体は必要なことでしょう。当然。しかし、軸足がそちらに強く傾いていくことが恐い。愛国心という心の問題に踏み込んでしまいました。
 タウンミーティングの総括もなく、強行採決で決めた教育基本法で規範意識と言うのでしょうか。
 北海道新聞では『「個」から「公」へ』という見出しで、教育基本法をとりあげていました。しかし、決まったあとで、新聞が大きく取り上げても…。
 平和憲法が、どうなるか。決まる前こそ、大事です。ジャーナリズム復活を願って、市民からもそういう声をあげていことが大事なことのように思いました。

 ☆フィンランドの教育から学ぶ

 ☆声に出して読みたい文部省のことば
Commented by yujiart at 2006-12-16 13:08
とうとうやられてしまいましたね。次は,憲法改正ですね。
Commented by yumemasa at 2006-12-16 14:07
しかし、これを決めた方々は選挙で選ばれた方たちですもんね。やはりジャーナリズムの復活による世論づくりが大事なのでしょう。
Commented at 2006-12-18 19:04 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by yumemasa | 2006-12-16 09:59 | 教育一般 | Comments(3)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明