美術の免許がなくても…
2007年 01月 06日
私もこれまで無免許で数学・社会・保健体育・技術を教えてきました。同僚に同じ教科の方がおられましたから、相談しながらやってきました。
しかし、美術の場合はまず同じ学校に相談する方はおりませんし、同じ地区に相談する先生がいないことなどもザラです。
これが現実です。
日本美術教育学会の調査によれば免許ナシで美術を指導している教師が全体の3割にもなります。これは大変大きな数字です。
教育の機会均等から言うと問題があります。
さて、日本の美術教育を子どものために、よりよいものにしていくためにも、もっとここに目を向けなければならないでしょう。
(私の所属する石狩造形教育連盟では、このような実態を視野に入れながらの研究をします。(2008年7月北広島市で開催))
さて、そんなことを考えていた所、私のところに大変うれしいメールが来ました。それは昨年ある研究会で一緒になった先生からでした。
免許ナシで美術を教えているので勉強に来たということでした。しかし、その先生のセンスがとてもよいのです。子どもの姿や学びを大事に見ているのです。免許ナシだからだめではないのです。免許があってもよい授業が出来ている訳ではありません。
その先生は他の学校の免許ナシで指導しておられる先生と3学期の美術、がんばろうと盛り上がっているとのことでした。私のブログも参考にしたいということでした。私としてはブログをやってよかったと改めて思いました。
私もお役に立ちたいと思います。
私は英語の先生に授業で負けたことがあります。(負けるとうこ言葉も変かもしれませんけど)
☆経験者の落とし穴←今だって危ないかもしれません。ですから授業が終わって生徒からの感想をもらうのをとても大事にしています。生徒が進むべき道のヒントを示してくれます。