是非見ていただきたい幼稚園児の絵
2007年 01月 09日
作品主義でも放任主義でもありません。
ギャラリーの最初に以下のように書いてあります。
「子どもの絵は、子どもからのメッセージであり、描く行為は「話す」などと同じコミュニケーション手段だととらえています。
ですから、上手に描くことよりも、より多くのことを伝えたい、との気持ちが育つことを願って描画活動の指導内容を検討しています。」
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この幼稚園、いいですよねぇ。
絶対に行きたくなりました!!!
大橋先生の導入の仕方がいいですね。
今回の審査で、幼稚園の作品名に観察画というのがあり、
ちょっとなぁ・・・という声が聞かれました。
さぁ、これをよく見て描きましょう!ってことはしないとは思いますが、
していないことを望みますが、
観察画って・・・・う~む。
ここのHPの名画コレクション、もうすぐ終わりですね。
園長先生のコメントに感動していたので、
もったいないです。
ずっと続けてくれたらいいのになぁ。
日替わりは大変だと思うので、週替わりでもいいですよね。
もったいないなぁ。
最初に「命のつながりを感じて描く」なんて視点がありますが、これは幼児のことについて知らないと考えつかないでしょう。よく「美術による人間教育」という言葉は使われますが…。一昨年この言葉に触れた時、実は私は最初はピンと来なかったのです(もちろん、言葉としてはわかりましたし、理論としてもわかりましたが)それが、いろしろ知っていくうちに、そのすごさがわかってきたのです。
幼稚園の作品名で「観察画」という言葉を使うことに、すでにもう幼児の絵は未熟なものであるから、大人に近づけようとするという感覚が見えますね。私が審査した作品名は「人」でした。
とにかく、よい作品を描かせようとしているしている視点から脱却し、子どもの育ちを考えるようにしないといけませんよね。
題材設定がどれだけ大事であるか、私もいつも悩むところです。私の設定した題材に生徒が価値を感じてくれないとならないのですから。
ところで小谷園長も大橋先生も難しい言葉は一切使っていません。実はこれもまた学ぶべきことです。
森さん、同僚にも、このサイト教えてあげるといいと思います。学ぶべきことが多いので。