是非見ていただきたい幼稚園児の絵

 昨年暮れ、教育美術展の作品審査をしました。その中で多数の幼稚園児の絵を見てきました。審査をしながら、一人でも多くの方々に 千里敬愛幼稚園のHPを見てほしいな、と思ったのでした。見どころはたくさんありますが、とりあえず、「 ギャラリー」を。
 作品主義でも放任主義でもありません。
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 ギャラリーの最初に以下のように書いてあります。

子どもの絵は、子どもからのメッセージであり、描く行為は「話す」などと同じコミュニケーション手段だととらえています。
 ですから、上手に描くことよりも、より多くのことを伝えたい、との気持ちが育つことを願って描画活動の指導内容を検討しています。」

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Commented by 森 みのる at 2007-01-09 08:16 x
おはようございます。
この幼稚園、いいですよねぇ。
絶対に行きたくなりました!!!

大橋先生の導入の仕方がいいですね。
今回の審査で、幼稚園の作品名に観察画というのがあり、
ちょっとなぁ・・・という声が聞かれました。
さぁ、これをよく見て描きましょう!ってことはしないとは思いますが、
していないことを望みますが、
観察画って・・・・う~む。
ここのHPの名画コレクション、もうすぐ終わりですね。
園長先生のコメントに感動していたので、
もったいないです。
ずっと続けてくれたらいいのになぁ。
日替わりは大変だと思うので、週替わりでもいいですよね。
もったいないなぁ。

Commented by yumemasa at 2007-01-09 09:40
学ぶべきことが、たくさんあります。千里敬愛幼稚園の指導案集にある題材開発の視点(5つあります)は、特に大事でしょう。
 最初に「命のつながりを感じて描く」なんて視点がありますが、これは幼児のことについて知らないと考えつかないでしょう。よく「美術による人間教育」という言葉は使われますが…。一昨年この言葉に触れた時、実は私は最初はピンと来なかったのです(もちろん、言葉としてはわかりましたし、理論としてもわかりましたが)それが、いろしろ知っていくうちに、そのすごさがわかってきたのです。
 幼稚園の作品名で「観察画」という言葉を使うことに、すでにもう幼児の絵は未熟なものであるから、大人に近づけようとするという感覚が見えますね。私が審査した作品名は「人」でした。
とにかく、よい作品を描かせようとしているしている視点から脱却し、子どもの育ちを考えるようにしないといけませんよね。
Commented by yumemasa at 2007-01-09 09:43
(続き)中学校の授業でも条件付と称して細かな指示をしていけば、見た目は素晴らしい作品はできますが…
題材設定がどれだけ大事であるか、私もいつも悩むところです。私の設定した題材に生徒が価値を感じてくれないとならないのですから。
  ところで小谷園長も大橋先生も難しい言葉は一切使っていません。実はこれもまた学ぶべきことです。
森さん、同僚にも、このサイト教えてあげるといいと思います。学ぶべきことが多いので。
 
Commented by uzura_land at 2007-01-09 17:16
山崎先生、遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
ウズラ一家、無事にニセコへ戻って参りました。
今年もよろしくお願いいたします〜!
Commented by yumemasa at 2007-01-09 17:23
よりによって大雪じゃないですか!スタジオMASHに参加するのかなあ。私は今、家にこもって美術教育モードです。
by yumemasa | 2007-01-09 00:31 | 子どもの表現 | Comments(5)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明