滋賀の学校と美術館やNPOとの連携
2007年 01月 19日
ご本人了解の上、以下に公開させていただきます。
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2学期から美術館や外部NPO「 子どもの美術教育をサポートする会」などとの連携授業を始めました。
1年生では日本美術史や尾形光琳の鑑賞授業を日本画制作と合わせて行ったあと、尾形乾山の鑑賞授業を MIHO MUSEUMの学芸員さんを学校にお招きし実施しました。
そしてそれを参考に京焼きの陶芸家さんやNPOさんの協力の下、実際に陶器の制作を行っています。
完成作品を生徒が自宅へ持って帰り、実際に料理を盛ってその様子を写真撮影し、その映像のデータを学校へ送り写真集を作成。それをまた鑑賞授業に使う、といった内容に進み ます。
生徒たちもいろいろな人から美術的な知識や技術だけでなく、「人としての生き方」や「美術の意義」など、ナマの刺激を受けているようです。学芸員さん、職人さんをはじめ、NPOの大人や大学生との交流も楽しいようです。いつもとは違った表情を見せる生徒もいます。
言葉のだけの「日本の伝統文化の尊重」や「地域との連携」を、学校教育や実際の生徒との授業の中で、具現化していければ、と思っています。
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なんだか、パワーを感じます。おもしろそうです。やはり生徒達がホンモノにたくさん出会わせてあげたいです。そこではいろいろな方々の生き方にも触れることになります。
なお、山崎さんのお話によると、
「NPO「子どもの美術教育をサポートする会」ですが、今年度関わった児童生徒は7000人だとか。小学校中心だった活動が中学や高校へも展開しています。」とのことでした。すごい!
調べると、この「子どもの美術教育をサポートする会」は文化庁が実施する 「文化ボランティア推進モデル事業」に選ばれていることを知りました。
《関連記事》
☆期待の2007年全国高等学校美術、工芸教育研究大会
☆滋賀中学校美術研究会
☆大人のやさしさに触れる子どもたち←こんな身近に、こんなに優しい大人の方がたくさんいる!メディアでは、地味ですから取り上げられないけれども…。
《関連サイト》
☆ 文部科学省のボランティア先進事例報告「子どもの美術教育をサポートする会」