意見募集の結果公開!
2007年 12月 18日
☆ 教育課程部会におけるこれまでの審議のまとめに係る意見募集の結果(概要)
意見募集の結果、1140件の意見があり、図画工作、美術、芸術に関する意見としては、
・授業時数については、音楽や図画工作、美術、家庭科、技術・家庭科についてその増加を求める意見があった。
・中学校における授業時数について、第2,3学年における「総合的な時間」70時間の内35時間は、選択教科に充ててよいものとし、各学校の判断で、今回、創造性や情操を養う重視が揚げられながら授業時数増のなかった「美術」「音楽」の授業が選択できるようにすべき。
・教育基本法に謳われた「豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成」のために芸術教育、とりわけ図画工作や美術などの造形教育の時間を拡大充実すべき。
さらに、初等中等教育分科会(第57回)・教育課程部会(第4期第16回)合同会議議事録・配付資料の中でこれまでのヒヤリングの資料も公開されています。
芸術系の教科について記載されている部分を掲載します。
●社団法人全国高等学校文化連盟
【伝統や文化に関する教育の充実】
○ 伝統や文化に関する教育の充実において、音楽、美術、工芸、書道などの具体的改善内容が検討されたことは大いに評価。
【教育条件の整備等】
○ 芸術教科の教員が一名も配置されていない学校があり、部活に熱心な教員も不足。定数改善等により高等学校の芸術系教員の確保を図るべき。
●日本教職員組合
【各教科の授業時数】
○ 音楽や美術、家庭や技術等の授業時数の増加についても検討願いたい。
● 全 日 本 教 職 員 連 盟
【各教科の授業時数】
○ 中学校においては音楽、美術の授業時数を増やすべき。
(山崎感想)
この情報の半分以上はML(メーリングリスト)によって知ったものです。貴重な情報交流がされたりもします。
さて、今回の意見募集やヒヤリングで、図工・美術について明確な意見が出ていました。こうして、考えていることをきちんと意思表明をすることの大事さを痛切に感じています。
黙っているのは同意と同じようなものですから。
それにしても、美術科関係の意見多くて、心強い!!!
さて今後どなるか。いや、どうするか。