学ぶ喜びや価値を実感する生徒の育成をめざして
2007年 12月 27日
「 ぼくにとって美術とは、毎回毎時間が発見で、新しいものを発見する喜びでもありました。小学校では作品をつくって終わりだったので、色の特色やスケッチ、そして立体表現など、ここまで多角的重層的に学ぶなんて思いもよりませんでした。(中略)この1年で大きく変わったことは美術に対する価値感です。美術は才能がなければやっても無駄だと思っていました。でもそうではなくて、基本ができていなければだめなのだ、ということに気づきました。美術とは新しい知識をくれるだけのものではなく、心を感情を豊かにしてくれるものだとぼくは考えます。」
辻先生の研究実践は代42回教育美術・佳作賞を受賞しています。
「形・色・材料などを介して学ぶ喜びや価値を実感する生徒の育成をめざして」
〜題材間の関連性系統性を重視した単元構成からの考察〜
辻さんはこのブログのコメントの中で次のような言葉を残してくれています。
「個々の題材の充実ではなく、題材間の関連性や系統性を重視するようになりました。そして、少しずつではありますが、生徒の美術を学ぶことへのまなざしや価値意識が変わってきたように思います。」
公開したら教えてください。