なんと素敵な姿なんだろう! えらい人に見せたい。

なんと素敵な姿なんだろう! えらい人に見せたい。_b0068572_2115540.jpg 札幌の小学校6年生の授業を見ました。自分のつくりたいものを、いろいろと工夫しながらつくっている姿。とてもとても素敵。 
 制作中の子どもにいろいろと聞いてみました。どんな感じにしたいのか、丁寧に教えてくれます。頭をフルに使っている姿、いいです。
 子どもの目の動きや手の動き、表情、そんなところを見ていると改めて教科の魅力を感じます。
 授業者は宮田珠世さん、 石狩で提言してくださいます。うれしいです。

なんと素敵な姿なんだろう! えらい人に見せたい。_b0068572_2122526.jpg 本当は指導要領をつくっている図工の授業を見たことが無い方(あるいは受験5教科と体力を重視する方)にこそ見ていただきたい。ちょとだけ子どもを見るポイントや授業の中で発揮されている力を解説してみたい。そうしたら美術教育を軽視するわけはないと思うのです。

 こんな体験を積んで大人になるのか、体験しないで大人になるか、それは違うだろうというくらいは容易に想像がつくでしょう。

 人類が発展して来たその一つの原動力が「想像力・創造力」であるでしょうし。

 美術教育を情操教育のためという枠の中に入れておいては、本質が理解されないでしょう。

 ☆札幌市造形教育連盟
Commented by kajioka at 2008-02-15 20:22 x
同感です。情操を否定はしないけど、「情操教育」という(何でも有りみたいな)雰囲気に呑まれるのは嫌いです。
そういう意味で「名画の鑑賞」や「過去の伝統文化」へ傾斜がかかっている事なんかにも抵抗があります。(暴言?)
きれいな枠にハマった、いかにもゲージュツ的活動に見えるときがあります。ここに紹介されているような本質的な体験とは異質なものではないでしょうか?
Commented by yumemasa at 2008-02-16 13:29
暴言ではないでしょう。要はバランスです。過去のものこそ素晴らしいといった価値観だけでいったとしたら美術の世界はおもしろくないでしょうね。しかし、先人のつくりあげたものから学んだりもありますしね。この考えは授業でも扱っています。
デザインの鑑賞、おもしろいし、可能性を感じています。
by yumemasa | 2008-02-14 20:51 | Comments(2)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明