高知の鑑賞教育の参加報告〜三澤一実さん
2008年 02月 25日
全国のMLで流された情報ですが、注目していた研究会でもあり、投稿された三澤さんのご了解が得られましたので公開させていただきます。感謝。
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講評で、奥村調査官が、美術教育の最先端で起こっていることが今日の発表会での内容だった。といわれたように非常に内容の濃い、元気が出る発表でした。
私が感じたことは、小学校から高校までの美術における発達課題を、鑑賞で、校種が途切れることなくどのように取り組んでいくかという具体的実践が発表されたことがとても参考になりました。
発達に応じて、自己、他者との関係、社会との関係と美術を通して広がっていく活動のありようが実践として報告されました。
小学校では、対話を中心に自分の感じ方考え方をしっかり持てるようにし、その考えをもとに他者とコミュニケーションする力を育て、中学校では美術の果たす役割に気づかせ、高校では美術(アート)を実践する。小学校での基礎の上に中学校の学習が成り立ち、中学校の学びを生かして高校でアートしていく。
そして、大人として社会に積極的にアートを活用して関わっていく(生きていく)。おおざっぱで申し訳ないですがそのように感じました。
フォーラムの資料集「美術鑑賞の授業を考える」もとても充実した資料集です。
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《関連記事》
☆ 高知の鑑賞教育の参加報告〜伊庭照実さん
《関連サイト》
☆ Web AE 鑑賞教育を考える(兵庫教育大学 福本謹一さん)