千歳の子どものMY CHAIR(その4)環境

千歳の子どものMY CHAIR(その4)環境_b0068572_10125799.jpg どのような環境を構成するのか、それもまた大事なことです。今回は授業をされたお二人の先生には、超強力な助っ人がいました。それが石黒教頭先生です。彼が、子どもに素晴らしい環境を提供したとも言えます。
 石黒先生は個人の工具も貸し出しています。授業にも時々サポートに入り、技術的な支援もしています。子どもとの関わりもすごく楽しんでいます。

 で、授業をされた担任の先生が今度またMy Chairを実践しようとした時、もうこのような環境は手にはいらないわけです。
 けれど、図工の時間、子どものとっても素晴らしい姿を見てしまった、お二人の担任の先生は、また違った形で、実践をされるでしょう。出来る範囲で、あるいは工夫して別の方法で、といろいろあります。
 大事なことは、子どもの姿に感動していることです。



千歳の子どものMY CHAIR(その4)環境_b0068572_10221248.jpg

上のワークシートは、製作の途中で子どもがかいたもの。材料(廃材)の山を見て、そこから発想したり、発想が先で材料を探したり。
 そしてやってみて予定変更も出て来ます。ですから、途中でこのワークシート。
で、ワークシートの中央の「先生に頼みたいことはを付ける」。これがいいです。
 これこそ、子どもが思う存分つくるための環境の構成です。
担任の先生も石黒先生も、製作の上での子どもへの支援のあり方を慎重に考えています。
千歳の子どものMY CHAIR(その4)環境_b0068572_10244144.jpg
↑ベルトサンダー。よく使われる道具です。
千歳の子どものMY CHAIR(その4)環境_b0068572_1025472.jpg
↑ハンドソー、中学生も使わせたことないのに、でもこの授業では糸鋸とあまり変わらないレベルで子ども達が、どんどん使用しました。丸鋸は使わせません。
千歳の子どものMY CHAIR(その4)環境_b0068572_10252888.jpg
↑タボ穴をあけて…小学生でここまでやることはないでしょうが、こんなことも出来ると紹介したらみんなやるようになったそう。
千歳の子どものMY CHAIR(その4)環境_b0068572_10254375.jpg
↑これは木をつなぎ合わせるときに使うクッキーです、これは石黒先生が子どもの依頼があれば作業をします。

《関連記事》

 ☆ 千歳の子どものMY CHAIR(その1)

 ☆ 千歳の子どものMY CHAIR(その2)

 ☆ 千歳の子どものMY CHAIR(その3)

 ☆ 千歳の子どものMY CHAIR(その5)
by yumemasa | 2008-03-01 09:02 | Comments(0)

「美術教育」や「自然」に関するブログ。人々がより幸せになるための美術教育について考え、行動します。北海道北広島市在住。中学校教諭32年、大学で幼児教育・初等教育担当8年。現在、時間講師。


by 山崎正明