授業〜おもしろくて、難しく、深い世界
2008年 04月 25日
「次回からさっそく作品制作に入りますが、今日の授業で、もう自分のテーマを決めた人は?」と尋ねてみました。
手をあげたのは10人程度。経験からだいたいこんなものだな、と思いました。「次回までにテーマを決めてきてください」と話しました。
他のクラスで同じ授業を構成を変えて実施しました。今度、同じことを尋ねるとなんとほとんどの生徒がテーマを決めたようです。驚きでした。
テーマが決まるということは授業を受けている生徒自身が自分の中に「こうしたい!」ってものが決まったからです。これがあってこその表現です。
同じ私が授業をしながら、こうも違うものか!そう思いました。授業をつくりあげていくのは、おもしろいけれども、難しく、深い世界であると実感しました。
うーん、プロなのだから常に安定して成果が出せる授業にしないといけないです。
クラスによって子どもの実態が違ったりしますが… それでも。面白くてやりがいがあります。
《補足》
この授業は1年生でやってきた「生きている自分の手をつくる」を2年生で実施することにしたものです。新年度、彼らは新しい気持ちではり切っています。そんな思いと生徒のテーマがリンクしたらなと思っています。
さて、これまでの「生きている自分の手をつくる」と違う部分。それは、本来は実物の大きさで全身像をつくったら おもしろいけれども それは不可能なのでその一部としての手をつくるということです。全身像をつくるつもりでの自分の手をつくるということです。
色々教えていただきありがとうございます。
塑造の授業楽しそうですね。ただ形を作るだけでなく、また上手に作る方法を教えるのではなく、テーマをしっかり考えてスタートするのは大切なことですね。全身像をつくるつもりで自分の手をつくるのは、素晴らしい発想です。手の表情は、無限にありますし、すごいおしゃべりなところもあります。お話と量感のバランスが難しくもあり、楽しくもあります。キーワードは、「つながり」です。
たぶん、以前私がやっていた授業よりも子どもの反応がよいのは、私の授業があたたかい感じになってきたからだろうなあと思っています。
ところで、幼児が粘土に触れている姿は圧巻ですね。見ているだけでわくわくします。