学習指導要領の「解説」が公開されました!!!
2008年 07月 01日
図画工作の「解説」が公開されました
PDF形式で公開されています。
とにかく、美術教育関係者は必見!!
文部科学省「新しい学習指導要領」
PDFをプリントアウトすると87ページになりました。
是非、現行と新しい学習指導要領の解説をしっかり読んで下さい。(個人的にどの人もが読みやすいように「マンガ学習指導要領 美術」なんてあるといいなぁなんて考えています:笑)
昨日発表された「解説」わかりやすい記述になっていると感じています。
実は昨日あった授業のための研究協議で専門外の先生に、ちょうど話し合いで話題になった部分を読んでいただいたところ、笑顔になりました。印象的な出来事でした。ちなみにそれは32ページ。
このわかりやすさは「解説」で大事なことですね。
ましてや今後美術の免許を持たない人が教える機会が増えますので、この「わかりやすさ」は必須です。
中学校の「解説」にも期待しています。
さてさて、素敵な実践事例、三澤さんも教えてください。
そうそう、このブログをはじめたころ、寄稿していただきましたよね。またお願いします。
三澤さんの立場だからこそできることってのもたくさんありますし。
そして共通点では教育とは?の部分が見えてくるでしょう。
ところで研究会応援いただいたり、「育みたい力」を見ていただいたり、すごく、うれしいです。
また、今晩も更新します。
音楽科の観点2は「音楽的な感受や表現の工夫」と題されていますが、皆さんの「育みたい力」では「感じとる」は観点4「鑑賞」にあたります。音楽科においても、観点4は「鑑賞」なのですが、単なる「聴き取り=聴取(知覚)」や「感じ取り=感受」と、「感じ取って聴くこと」はどう違うのか、今ひとつ判然としないのです。図画工作の解説の中にも「主体的によさや美しさなどを感じ取る」(p.23)という記述がありますね。
あまりにもハードで、その多忙さを楽しいでいました(苦笑)
もちろん、このようなことがエンドレスで続かないとわかっているからやれるのでしょうね。
ところで笹木さんがあげられた「学力低下論」特にマスコミを通して、広められましたが…非常に狭いものと感じています。
このあたりを大切に考えていかなければならないでしょう。
そいうい意味で、私たちは受験5教科の教師よりは比較的に、教科の本質を考える機会に恵まれているともいえます。
いま「美術による学び教育研究会」の活動が楽しみでもあります。
笹木さん、そして何より「育みたい力」に注目していただき、うれしいです、この視点で授業をつくっていくと、シンプルで楽しくなっていくと考えています。
「学力低下論」が、非常に狭いものだという認識には同感です。定量的・測定的な暗記学力ばかりが強調され、定性的・質的な個人の美意識・価値観に関わる能力が軽視されているように感じます。我々芸術教科の存在理由とは、まさに後者の定性的学力の育成にあると言っても良いでしょう。
対話による鑑賞は、一人じゃないからこそ、可能なことですね。
さて美術の表現ですが、私は以前はあくまでも個人が中心でしたが、
互いに交流や相互評価などを入れると、表現が深まっていくと感じてます。