仕事につながる「美術」
2008年 10月 27日
この9月に ぺりかん社から刊行されました。
「5教科が仕事につながる! 別巻 美術の時間」です。
進路指導の視点からですが、おもしろく読めました。
なぜ学ぶのかという視点も入っています。
そして何といっても取材記事に説得力があります。
美術に限らず、中学生くらいでは、やはり「なぜ学ぶのか」そのようなことを知りたがっているはず。もちろん逆に「なぜ学ぶのか」と生徒に問うのもいいと思います。
「学力テスト」中心の教育?とんでもない!
●目次●
この本をとってくれたあなたへ
美術はこんなところで活きている!
1章「デザイン・工芸」を活かす仕事
アートディレクター(佐藤可士和さん=サムライ)
プロダクトデザイナー(高澤麻美さん=コクヨS&T)
原型師(松村しのぶさん=海洋堂)
2章 「絵・彫刻」を活かす仕事
イラストレーター(大塚砂織さん=イラストレーター)
美術家(ヤノベケンジさん=美術家)
キュレーター(西野華子さん=国立新美術館)
3章 こんな分野でも美術が活きている
ネイリスト(田下知世さん=NAILSTATION青山店)
舞台美術家(松生紘子さん=劇団四季技術部)
カメラマン(菅原ヒロシさん=カメラマン)
花火師(小勝則孝さん=丸玉屋小勝煙火店)
最後にあなたへ伝えたいこと
《関連記事》
なぜ美術を学ぶのか
*私の学校では、各学級用に全教科分のこのシリーズを一冊ずつ購入しました。
山崎先生、さすがです。
私も書店で見てチェックしていました。
学芸員さんの仕事を取り上げたのは
タイムリー!
小学生でも読ませたい本です。
でも何で美術は別巻なんだろう?
そうですね、美術館に行ったときなど、学芸員さんの仕事についてこの本を紹介しつつ触れるといいですね。
ところで、この本は、「5教科」がスタートなんです。で、他の教科もやろうということで別巻のでしょうね。
生徒には美術の働きが私たちの生活を本当の意味で豊かにしているんだと言うことを実感して欲しいなぁと思いますね。
生徒がいいました。「何でも、美術が関係している」って。
東良さんの言われる通り、「美術の働きが私たちの生活を本当の意味で豊かにしているんだと言うことを実感」させることを心がけていかないと、というより、そうすると授業もさらに楽しくなりますしね。