鑑賞教育について話しだしたら必ず出てくるのが「対話による鑑賞」。このブログをはじめたころは、まだあまり知られていませんでした。
鑑賞教育についてももっとやらなければ、と思っていたときに出会えたのが、この「対話による鑑賞」でした。
私も上野行一先生の本をもとに勉強しながら、この授業を進めてきました。進めるうちに確かな手応え感じていました。今は「対話による鑑賞」の授業の価値をものすごく実感しています。正直な心境は、みんなやれば、いいのに…。
しかし、ながら、「対話による鑑賞」が「流行」とか「言語活動重視で取り入れられた方法」とか「その絵の価値を教えなくてそれが教育なのか」とか「あれは、小学校向き」とか「ただ話しさせて楽しくやって、それが鑑賞?」とか…いろいろ誤解があるのも事実です。
そんな中で登場したのが、この「対話による鑑賞教育Vol.2 中学校美術教師のために実践ガイドブック」

この
「対話による鑑賞」では 同じ絵を見てもクラスによって違いが出てきます。
そのことをどうとらたらいいのでしょうか? この本には画期的な事例が掲載させれています。
それは一枚の絵をもとに「クラスによる授業展開の違い」として3クラスの授業記録(もちろん同じ先生)が掲載されていることです。
さらに「意見の出にくいクラスでは」という対処法ものっています。また、授業後の「生徒の感想」も載っていますから、そこから生徒の「学び」を考えてみるのもよいでしょう。
ガイドブックとして、中学校教師には待望の書だと思います。27ページの本なので気軽に読めるのもいいです。何と言っても1冊250円はうれしい。
やろうか、どうか迷っている方は、これをお読みになることをおすすめします。私は教師として指導の幅がかなり広がったと感じています。
この鑑賞授業を通して、生徒が持っている様々な力を発見することになります。それは教師としての喜びです。そして何より、みんなで鑑賞することの楽しさを実感することになります。
ただし、 これが鑑賞の全てではありません。念のため。しかし、この対話による鑑賞を経験すると、絵を鑑賞する生徒が積極的になります。
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