本郷新記念札幌美術館には、美術館の外には「わだつみのこえ」が、そして館内には「嵐の中の母子像」や「無辜(むこ)の民」が展示されています。ウクライナへの侵略戦争がおきている今だからこそ、多くの人たちが鑑賞したらよいのにと思いました。私も自身も、戦禍の中でごく普通の市民がどうなっていくのか。

中学校教員時代は「戦没学生記念像 わだつみのこえ」を、その制作の背景と共に、いわゆる作品解説的な授業をしてきました。なんともったいないことか!

今ならば、生徒に、動画や多数の静止画をもとに「わだつみの声」「嵐の中の母子像」を鑑賞作品として選んでいるでしょう。生徒は、「対話による鑑賞」によって、もっともっと深く作品を見るに違いありません。
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